知識がなくても始められる、AIと共にある豊かな毎日。
AI 学習・資格

G検定とは何を証明する資格なのか — 現在地の数字と、AI で学ぶ40日の全体設計

ゲンキ

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

会社から「G検定を受けてほしい」と言われた。あるいは、AI の記事を読み続けているうちに、自分の理解が断片のままだと気づいた。どちらの入口から来た人も、最初にぶつかる問いは同じだ。G検定とは何を証明する資格なのか、どれくらいの時間で取れるのか、そして毎日使っている AI を勉強にも使えるのか。

本記事は、その三つに JDLA(日本ディープラーニング協会)の一次資料だけで答える。受験者数と合格率は主催団体の発表値、試験形式と日程は公式ページ、学習時間の目安は JDLA 自身のアンケートから取った。数値の取得日はすべて 2026年9月21日で、11月試験の申込期間中に読むことを想定して書いている。

後半では、公開日から 11月7日までの 40日を、AI を使った6つの勉強法に割り当てる。6つの方法はそれぞれ別の記事で手順と実測を書いており、本記事はその地図に当たる。

忍者AdMax

G検定とは — ジェネラリストとエンジニアの分岐点

G検定とは — ジェネラリストとエンジニアの分岐点

G検定の正式名称は「ジェネラリスト検定」で、JDLA が運営する。同じ協会が運営する E資格(エンジニア資格)と対になっていて、二つの違いは名前のとおり「使う側」か「作る側」かにある。

JDLA の紹介資料は G検定を「AI・ディープラーニングの活用リテラシー習得のための検定」と位置づけ、「ビジネスサイドの人におすすめ」と明記している。つまり G検定が証明するのは、モデルを実装できる能力ではなく、AI の技術的な手法とビジネス活用の基礎知識を体系的に持っていることだ。医師や弁護士のような独占業務は無い。知識の証明であって、資格が無いとできない仕事は存在しない。

一方の E資格は受験要件が厳しい。JDLA 認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることが条件で、試験は 120分・100問程度、受験料は一般 33,000円(税込)だ。2026年は 2月と 8月の年2回しか開催されない。G検定に受験資格の制限が無く、年6回受けられるのとは対照的である。

この分岐を最初に押さえておくと、勉強の深さを決めやすい。G検定で求められるのは「手法の名前と役割を正しく結びつけ、法律と倫理の論点を理解していること」であり、逆伝播の式を導出する力ではない。

具体的に言えば、公式例題にある「スキップ結合を特徴とするモデルとして最も適切な選択肢を選べ」という問題に ResNet と答えられればよく、残差ブロックの数式を書ける必要はない。「来月リリースの EC サイトで、リリース時点から使えるレコメンドの手法はどれか」という問題に、購買履歴が無い段階では協調フィルタリングが使えないと判断できればよい。つまり試される力は、技術の名前と、それが効く条件・効かない条件を結びつける判断力である。この判断力は、営業が顧客に AI を提案する場面でも、企画が開発会社と契約を交わす場面でも、そのまま使われる。

「使う側」の知識を最初に一望したいなら、解説の厚いテキストが1冊あると早い。SBクリエイティブの版は 2026年9月19日発売の第3版で、608ページの解説に加えて模試のPDFが付く。

数字で見る現在地 — 受験者数と合格率

数字で見る現在地 — 受験者数と合格率

JDLA は試験ごとに受験者数・合格者数・合格率を公表している。直近5回を並べる。

回オンライン試験日(会場試験がある回は合算)受験者数合格者数合格率
2025年 第6回2025-11-07・0810,3508,00577.34%
2026年 第1回2026-01-108,5296,71878.77%
2026年 第2回2026-03-06・07(会場 03-06〜08)12,0279,26577.04%
2026年 第3回2026-05-09(会場 05-08〜10)8,3056,84382.40%
2026年 第4回2026-07-03・049,2417,67783.08%

累計は 2026年第4回の時点で受験者 219,761名、合格者 156,562名に達した。第5回(9月5日実施)の結果は 9月21日時点でまだ公表されていない。

規模の推移も見ておきたい。JDLA の紹介資料に載っている年別の累計グラフと各回の結果発表を合わせると、累計受験者は 2020年末の約4.7万人から 2022年末に約8.9万人、2024年末に約14万人と増え、2026年8月時点で 21万人を超えた。年間の増分は 2023年が約2.3万人、2024年が約2.8万人、2025年が約4.2万人で、生成 AI が話題になった 2023年以降、伸びはむしろ拡大している。資格の需要が一過性のブームではなく、AI を使う側の共通言語として定着しつつあることを示す数字だ。

合格率は 77〜83% の帯に収まっている。この数字を「簡単な試験」と読むのは早い。JDLA は合格基準を公表していないので、何割取れば通るかは分からない。しかも合格者の 85% は 20〜40代の社会人層で、JDLA が公式サイトで公開している受験者アンケートでは受験の目的の上位が「今後必要となるスキルだと思ったから」36.7%、「この分野に興味があったから」19.6%、「企業(学校)から勧められたから」15.8% と、目的を持って準備してから臨む層が多い。合格率の高さは「準備した人の大半が通る」ことを示しているのであって、「準備しなくても通る」ことを示してはいない。

誰が受けているのか — 属性から読む資格の価値

誰が受けているのか — 属性から読む資格の価値

第4回の合格者の属性を見ると、この資格が誰のためのものかがはっきりする。JDLA が回ごとの結果発表で公表しているのは合格者の内訳なので、以下はすべて合格者 7,677 名に対する割合である。

区分1位2位3位
年代20代 38.30%30代 26.95%40代 19.97%
職種情報システム・システム企画 23.34%営業・販売 15.45%研究・開発 12.96%
業種情報処理・提供サービス業 24.27%金融・保険業、不動産業 18.43%ソフトウェア業 15.24%

注目すべきは職種の2位だ。営業・販売が 15% を占める。研究・開発より多い。業種でも金融・保険業、不動産業が 18% で、ソフトウェア業を上回る。エンジニアの資格ではなく、AI を顧客や社内に説明する立場の人が受ける資格になっている。

これは「AI 時代に何を証明するか」という問いへの、実データに基づく答えでもある。AI そのものを作る人の証明は E資格や実装経験が担う。G検定が担うのは、AI を使った提案・調達・企画・管理の場面で、用語を正しく使い、できることとできないこと、法律上の線引きを判断できることの証明だ。20代が 38% を占めるのは、その判断力をキャリアの早い段階で持っておく価値が認識されているからだろう。

試験の形 — 100分で145問、1問あたり41秒

試験の形 — 100分で145問、1問あたり41秒

試験形式は 2026年第1回から変わった。オンライン試験は試験時間 100分、小問 145問程度の知識問題(多肢選択式)で、自宅で受験する。会場試験は 120分・145問程度だが、11月回は会場実施が無い。

145問を 100分で解くと、1問あたり 41秒(6,000秒 ÷ 145)しかない。この数字は勉強の仕方を決める。じっくり考えて解く試験ではなく、用語と概念の対応を瞬時に引き出す試験だ。公式例題を見ると分かるが、問題文の多くは「最も適切な選択肢を1つ選べ」「空欄に最もよく当てはまる選択肢を1つ選べ」型で、4つの選択肢から選ぶ。

41秒という制約は、教材の作り方にも跳ね返る。長い解説を読み込む勉強より、「この用語は何の項目で、何と混同しやすいか」を一行で言える状態を大量に作る勉強のほうが、この試験には合っている。数理・統計は 37 の中項目のうち 1 項目で、公式例題では相関係数・偏相関係数・共分散・分散の定義を対応づける問題と、サイコロの期待値を求める簡単な計算問題が 1 問ずつ出ている。電卓を叩き続けるような計算ではない。したがって、暗記と理解の比率で言えば理解寄りの暗記であり、用語のネットワークを頭の中に作る作業が勉強の大半を占める。

受験料は一般 13,200円、学生 5,500円(いずれも税込)。受験資格は「制限なし」で、学歴も実務経験も問われない。前回受験日から2年以内であれば半額(一般 6,600円、学生 2,750円)で受験チケットを買えるので、一度落ちても再挑戦の費用は抑えられる。このほか、Coursera の「AI For Everyone」修了者向けに 30% 引き(一般 9,240円、学生 3,850円)の割引もある。

2026年の日程と、11月回の申込期限

2026年の日程と、11月回の申込期限

2026年はオンライン試験が年6回、会場試験が年3回組まれている。

回オンライン会場
第1回1月10日(土)実施なし
第2回3月6日(金)・7日(土)3月6日〜8日
第3回5月9日(土)5月8日〜10日
第4回7月3日(金)・4日(土)実施なし
第5回9月5日(土)9月4日〜6日
第6回11月6日(金)16:00〜17:40・7日(土)13:00〜14:40実施なし

第6回の申込は個人が 9月11日(金)13:00 から 10月29日(木)23:59 まで、団体は 10月22日(木)23:59 までだ。金曜の 16時開始と土曜の 13時開始から選べる。2027年の日程は 9月11日に発表済みで、第1回はオンラインが 2027年1月16日(土)13:00、会場が 1月15日(金)〜17日(日)、申込はオンラインが 2026年11月13日(金)〜2027年1月8日(金)である。11月回を逃しても 2か月後に次の回があるが、本記事の公開日(9月28日)から逆算すると、11月回の申込締切まで 1か月、試験まで 40日が残っている。

申込から結果まで — 手順と環境

申込から結果まで — 手順と環境

受験の流れは3段階で、公式ページに「チケット購入 → 希望の試験回に受験予約 → 試験当日に受験ページで受験」と書かれている。チケットの有効期限は 1年間なので、買ってから受ける回を決めてもよい。

オンライン受験の推奨環境は受験ポータルに版番号つきで示されている。受験ポータルが「2026年7月17日 10:00時点」として示しているのは、OS が Windows 11 25H2 または macOS 26.6.1、ブラウザが Chrome・Firefox・Safari・Edge の指定版、画面解像度 1024×768 以上、回線 1Mbps 以上、JavaScript と Cookie を有効、ポップアップブロックを解除、というものだった。タブレットやスマートフォンでの受験は「誤作動、誤動作の原因になるので推奨しておりません」と明記されている。版番号は更新されるので、申込時にポータルで再確認するのが確実だ。

合否は試験から 2〜3週間以内にメールで届く。合格証書はマイページからダウンロードする形式で、第5回の例では 10月13日 10時からダウンロード可能と案内されていた。合格すると 1EdTech Consortium の規格に準拠したオープンバッジも発行され、SNS やメールで共有できる。あわせて合格者コミュニティ「CDLE」に参加できる。

シラバス 2024 の地図 — 10の大項目と55の中項目

シラバス 2024 の地図 — 10の大項目と55の中項目

出題範囲は「シラバス 2024」で、2024年11月試験から適用されている。現行は第1.4版(2026年5月11日改訂)だ。技術分野が 8 大項目・37 中項目、法律・倫理分野が 2 大項目・18 中項目で構成される。

分野大項目中項目の範囲
技術人工知能とは1〜2(定義、議論される問題)
技術人工知能をめぐる動向3〜6(探索・推論、知識表現、機械学習、ディープラーニング)
技術機械学習の概要7〜10(教師あり・なし・強化学習、モデルの選択・評価)
技術ディープラーニングの概要11〜16(活性化関数、誤差関数、正則化、誤差逆伝播法、最適化手法)
技術ディープラーニングの要素技術17〜25(畳み込み層、正規化層、スキップ結合、Attention、オートエンコーダなど)
技術ディープラーニングの応用例26〜34(画像認識、自然言語処理、音声処理、データ生成、マルチモーダルなど)
技術AI の社会実装に向けて35〜36(プロジェクトの進め方、データの収集・加工)
技術AI に必要な数理・統計知識37
法律・倫理AI に関する法律と契約1〜7(個人情報保護法、著作権法、特許法、不正競争防止法、独占禁止法、契約)
法律・倫理AI 倫理・AI ガバナンス8〜18(ガイドライン、プライバシー、公平性、安全性、悪用、透明性など)

改訂履歴も読んでおく価値がある。第1.4版では自然言語処理の項から「ChatGPT、GPT-n」が削除され、「破壊的忘却」が「破滅的忘却」に表記変更された。第1.3版(2025年5月)では「LLM」が「生成 AI」に置き換わり、単回帰分析・SARSA・真陽性・真陰性が追加された。古い版で作られた教材や問題集は、削除された用語を含んでいる可能性がある。教材を選ぶときはシラバスの版に対応しているかを確かめたい。

公式例題20問は最初に解く

公式例題20問は最初に解く

JDLA は公式サイトに例題を 20問公開している。これは作り物ではなく、2022年第1回から 2024年第6回までに実際に出題された問題で、回と問番号のラベルがついている。試験問題は公開されておらず(利用規約は問題の漏えいにつながる行為を禁じている)、JDLA が公開している過去問はこの 20問だけだ。4択で解答も掲載されている。

20問の大項目分布は次のとおりで、10の大項目すべてが含まれる。

大項目問数
人工知能とは1
人工知能をめぐる動向2
機械学習の概要2
ディープラーニングの概要2
ディープラーニングの要素技術3
ディープラーニングの応用例3
AI の社会実装に向けて1
AI に必要な数理・統計知識2
AI に関する法律と契約2
AI 倫理・AI ガバナンス2

この 20問は、勉強を始める前に解いてほしい。目的は点を取ることではなく、問題文の型と選択肢の作り方を体に入れることだ。たとえば数理・統計の問題は「相関の程度を表す指標」「他の変数の影響を除いた相関の程度を表す指標」のような説明文に、相関係数・偏相関係数・共分散・分散を対応づける組み合わせ型で出る。この型を知っていると、用語集の作り方が変わる。

公式例題を解き終えたら、次は同じ型の問題を量でこなす番になる。シラバス 2024 に対応した問題集は、巻末に本番と同等の出題数の総仕上げ問題を収めている。

学習時間の目安と教材 — 30〜50時間、公式テキスト中心

学習時間の目安と教材 — 30〜50時間、公式テキスト中心

JDLA が公式サイトで公開している合格者アンケートによれば、G検定受験までに要した学習時間は「30〜50時間」が最も多く 25.3%、次いで「15〜30時間」が 21.5%、「50〜70時間」が 18.4% だった。同じ資料は、合格者の多くが「公式テキストを中心に 2〜3 の教材」で学習していると述べている。

公式テキストは『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版』(翔泳社、2024年5月27日発売、定価 3,080円税込、A5判 448ページ)で、JDLA が監修し、山下隆義氏ほかが執筆している。シラバス 2024 に完全準拠した版で、基盤モデルや言語モデルといった生成 AI の技術が追加され、第8章「AI の法律と倫理」を含む 8 章と事例集の Appendix で構成される。問題集や講座の選び方は別の記事で入手先ごとに整理するが、教材を1冊に絞るなら現時点ではこれになる。

40日で 30〜50時間を確保するには、1日 45分〜75分が要る。平日 45分と週末 2時間の組み合わせでも届く。問題は時間の量ではなく、その 45分で何をするかだ。

教材を1冊に絞るなら、JDLA 監修の公式テキストがその1冊にあたる。シラバス 2024 に準拠した現行版は第3版で、第8章が「AI の法律と倫理」として独立している。

AI で勉強するときの三つの落とし穴

AI で勉強するときの三つの落とし穴

「AI に聞けば勉強が速くなる」は半分しか正しくない。当サイトが Claude を使って G検定の教材作りを実際に試したところ、落とし穴は三つに整理できた。

一つ目は、AI は出題範囲を知らないことだ。大項目の名前だけを渡して用語集を作らせると、AI は自分の知識から「それらしい」用語を並べる。結果はシラバスのキーワードの3分の1しか含まず、代わりにシラバスに無い用語を大量に含んでいた。範囲外の用語を熱心に覚えても、試験には出ない。

二つ目は、AI は自信ありげに間違えることだ。問題を作らせると、技術分野の問題は概ね正しかったが、法律やガイドラインの固有名で誤りが出た。所管する省庁を取り違える、一次資料の用語と違う名前を正答にする、といった誤りである。解説が流暢なだけに、学習者は気づきにくい。

三つ目は、読んだだけでは残らないことだ。AI に説明させて読むのは楽だが、理解の穴は自分で説明してみるまで見つからない。そして見つけた穴は、間隔を空けて繰り返さなければ試験当日まで持たない。

この三つに対応する形で、次の6つの方法を組んだ。一つ目には「取込」で範囲を固定し、二つ目には「生成」に裏取りの工程を組み込み、三つ目には「対話」で穴を見つけて「反復」で埋める。

AI で学ぶ40日の全体設計 — 6つの方法をどの段階で使うか

AI で学ぶ40日の全体設計 — 6つの方法をどの段階で使うか

ここからが本記事の主題である。毎日使っている AI(Claude、ChatGPT、Gemini、NotebookLM 改め Gemini Notebook)は、使い方を決めれば資格の勉強に効く。しかし「AI に聞く」だけでは効かない。方法を6つに分け、学習の段階ごとに割り当てる。

段階方法何をするか手順と実測
序盤(1〜2週目)① 取込シラバスと公式例題を AI に取り込ませ、出典つきで答える知識ベースにするGemini Notebook と Claude Projects で作る G検定の知識ベース(2026-09-29 公開)
序盤〜中盤② 対話用語を自分の言葉で AI に説明し、穴を指摘させる。ソクラテス式に問い返させる相互説明とソクラテス式チューターで理解を固める(2026-09-30 公開)
中盤(3〜4週目)③ 生成大項目ごとに AI に問題を作らせ、公式資料で裏取りしてから解くAI に問題を作らせて公式資料で裏取りする(2026-10-01 公開)
中盤④ 入手先公式例題・公式テキスト・問題集・講座・模試・AI 生成を段階に組み込むG検定の問題はどこにあるのか(2026-10-02 公開)
直前(5〜6週目)⑤ 反復誤答を貯めて AI に分類させ、Anki に流して間隔反復で回す誤答を貯めて AI に分類させ Anki に流す(2026-10-03 公開)
直前⑥ 更新法律・倫理は AI に一次資料を読ませて現行制度に更新してから覚える法律・倫理は AI で現行制度に更新してから覚える(2026-10-04 公開)

この6つには順序がある。取込が最初なのは、AI にシラバスを渡すかどうかで出力の質が変わるからだ。当サイトが Claude で実測したところ、シラバスを渡して作らせた用語集は 495 のキーワードのうち 490 を網羅したが、渡さずに作らせた用語集は 169 しか含まず、代わりにシラバスに無い用語を 438 個も並べた。AI は範囲を知らないまま「それらしい」教材を作る。取込は、その範囲を最初に固定する工程である。

生成が中盤なのも理由がある。AI が作る問題には誤りが混じる。実測では、シラバスを渡した 50問のうち指摘が要ったのは 1問だったが、渡さない 30問では 12問に何らかの問題があり、うち 2問は正答または問題文の事実が一次資料と食い違っていた。誤りは法律やガイドラインの固有名に集中した。だから生成した問題は解く前に裏取りが要り、その裏取りをするには序盤で知識ベースができていなければならない。

週ごとの到達点

40日を週に割ると、次のようになる。

週期間到達点主に使う方法
19/28〜10/4公式例題 20問を解き、シラバスを AI に取り込ませて用語集を作る。申込を済ませる① 取込
210/5〜10/11技術分野の大項目1〜4(人工知能とは〜ディープラーニングの概要)を相互説明で通す② 対話
310/12〜10/18大項目5〜8(要素技術〜数理・統計)を通し、生成問題で確認する② 対話、③ 生成
410/19〜10/25法律・倫理を現行制度に更新しながら通す。問題集か模試で通し練習⑥ 更新、④ 入手先
510/26〜11/1誤答ログを分類し、Anki で弱点を回す。145問・100分の通しを1回⑤ 反復
611/2〜11/6弱点だけを回す。環境の最終確認⑤ 反復

1日の学習単位は、序盤なら「AI との相互説明 15分+用語集の確認 20分」、中盤なら「生成問題 5〜10問と裏取り 30分」、直前なら「Anki 10分+通し練習の復習」を目安にする。合計で 30〜50時間の帯に収まる。

当日の運用 — 41秒の使い方

当日の運用 — 41秒の使い方

100分で 145問は、1問に迷い続けると最後まで届かない。運用は三つに絞る。

第一に、分からない問題は飛ばす。用語の対応を知らなければ、考えても正答は出ない。マークだけして先へ進み、最後に戻る。第二に、選択肢を先に読む。G検定の問題は選択肢の中に正答の「型」が見えることが多く、問題文の細部を読む前に候補を2つに絞れる。第三に、見直しの時間を最初から確保しない。145問を一周するだけで 100分がほぼ埋まる計算なので、飛ばした問題に戻る時間が見直しの時間だ。

環境面では、試験の前日までに推奨ブラウザの版を確認し、当日は別のアプリケーションの通知を切る。オンライン試験は自宅で受けるため、回線が切れたときの復旧手順を事前に読んでおくと落ち着いて対処できる。

まとめ — 今日やること

まとめ — 今日やること

G検定とは、AI を作る側ではなく使う側の知識を体系的に証明する資格で、合格者の 15% が営業・販売、18% が金融・保険業、不動産業という属性がそれを裏づけている。合格率は直近5回で 77〜83%、学習時間は JDLA の合格者アンケートで「30〜50時間」が最多だ。11月回はオンラインのみで、申込は 10月29日 23:59 まで、試験は 11月6日または 7日。試験時間 100分で 145問程度、1問 41秒という前提が、勉強の仕方を決める。

今日やることは三つある。受験チケットを買って 11月回を予約すること、公式例題 20問を解いて問題の型を知ること、そしてシラバス 2024 第1.4版の PDF を手元に置くことだ。3つ目の PDF は、明日から始める「取込」の材料になる。

認定試験を AI で学ぶ型は、AWS AI Practitioner AIF-C01 完全攻略入門(2026-06-08 公開)や Google Cloud 認定 入門 2026(2026-06-22 公開)、CCA Foundations試験 完全ガイド 2026(2026-03-23 公開)でも扱ってきた。それらは分野別の攻略が主軸だったが、G検定では勉強法そのものを主軸に置く。方法が身につけば、次に受ける資格が変わっても組み替えて使える。

11月回に向けて問題を積み増すなら、公式テキストと同じ翔泳社から 2026年10月28日に出る合格問題集(厳選450問超)が試験の直前に届く日程になっている。

出典・参考

ブラウザだけでできる本格的なAI画像生成【ConoHa AI Canvas】
ABOUT ME
swiftwand
swiftwand
AIを使って、毎日の生活をもっと快適にするアイデアや将来像を発信しています。 初心者にもわかりやすく、すぐに取り入れられる実践的な情報をお届けします。 Sharing ideas and visions for a better daily life with AI. Practical tips that anyone can start using right away.
記事URLをコピーしました