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Google Cloud 認定 入門 2026 — AWSの次に学ぶクラウドと認定ロードマップ

ゲンキ

Google Cloud 認定 入門 2026 — AWSの次に学ぶクラウドと認定ロードマップ

Google Cloud 認定は、AWS の認定を一通り走り抜けた読者にとって、次に踏み込むべき「2 つ目のクラウド」の入口だ。クラウドエンジニアの市場価値は、単一ベンダーの知識ではなく、複数クラウドを横断して最適解を選べる設計力で決まる時代に入った。本記事は Google Cloud 認定の全体像を、レベル構成・主要試験の仕様・そして AWS 認定との対応関係を軸に整理し、最初に取るべき 2 つの基礎資格までの道筋を 1 本のロードマップにまとめる。

クラウド 3 強の認定を俯瞰したAWS / Azure / GCP 認定資格 完全比較 2026(2026-05-31 公開)では横並びの全体像を示した。本記事はそこから GCP に絞り、実際に受験計画を引ける粒度まで掘り下げる。クラウドの基礎概念そのものを学び直したい読者は、クラウドコンピューティング 完全入門 2026(2026-05-25 公開)も土台として役立つはずだ。

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なぜ今 Google Cloud 認定なのか — AWS の次に GCP を選ぶ理由

AWS の認定ラダーを Foundational から Associate まで積み上げた読者が次に直面するのは、「同じ AWS を深掘りするか、別のクラウドへ広げるか」という分岐だ。ここで 2 つ目として Google Cloud を選ぶ理由は明確にある。

第一に、AI ワークロードとの相性だ。Google Cloud は Gemini を中核に据えた AI プラットフォームを前面に出しており、生成 AI を業務に組み込む設計を学ぶ土台として筋がいい。Gemini API と Gemini Enterprise Agent Platform(2026-05-23 公開)で解説した通り、旧 Vertex AI は Cloud Next 2026 で Gemini Enterprise Agent Platform へと再編され、認定試験もこの最新スタックに合わせて更新が進んでいる。

第二に、知識の転用効率だ。クラウドの基礎概念 — リージョンと可用性ゾーン、アクセス管理、オブジェクトストレージ、マネージドなデータベース、課金モデル — は AWS と GCP で名前こそ違え、考え方の骨格は共通する。ゼロから学び直すのではなく、AWS で得た判断軸に「GCP ではこのサービス名」という対応表を貼り付けていく作業が学習の中心になる。だからこそ、2 つ目のクラウドは 1 つ目より短時間で攻略できる。

第三に、市場での希少性だ。AWS 単独の有資格者は多いが、AWS と GCP の両方を語れる人材は相対的に少ない。マルチクラウド前提の案件が増える中で、この「橋渡し能力」そのものが評価対象になる。

加えて見落とせないのが、Google Cloud の出自だ。検索とデータ分析、そして AI を源流に持つこの会社のクラウドは、データウェアハウス BigQuery と AI 基盤を主役に据えた設計思想が随所に現れる。AWS が「あらゆるワークロードのための汎用インフラ」を志向するのに対し、GCP は「データと AI を起点に課題を解く」という色が濃い。この発想の違いに触れること自体が、設計の引き出しを増やしてくれる。学習の動機としても、認定の取得という到達点以上に、この思想差を体得する過程に価値がある。

Google Cloud 認定の全体像 — 3 レベルと 2 つの「コード不要」資格

Google Cloud 認定は、大きく 3 つのレベルで構成される。

  • Foundational(基礎): クラウドと Google Cloud 製品の概念・価値を、技術実装を伴わずに問う層。該当するのは Cloud Digital Leader の 1 認定。
  • Associate(アソシエイト): デプロイ・監視・運用の実務スキルを問う層。技術系の入口にあたる Associate Cloud Engineer が該当する。
  • Professional(プロフェッショナル): 設計・実装・管理の高度スキルを問う層。Professional Cloud ArchitectProfessional Data EngineerProfessional Machine Learning Engineer、Cloud Developer、Cloud Database Engineer、DevOps Engineer、Network Engineer、Security Engineer などが並ぶ。

3 レベルの関係は、学ぶ順序の指針でもある。Foundational は「クラウドで何ができるか」の地図、Associate は「実際に動かす」手の感覚、Professional は「要件から最適設計を導く」判断力に対応する。非エンジニアであれば Foundational とこの後に触れる Generative AI Leader まで、エンジニアを目指すなら Associate Cloud Engineer を経て目的の Professional へ、というルートが自然だ。自分がどこまで到達したいかを先に決めると、無駄のない受験計画になる。

この 3 レベルとは別に、Google は非技術職に照準を合わせた Generative AI Leader を 2025 年に追加した。前提条件がなく、プログラミングやデータサイエンスの経験を求めない点で Cloud Digital Leader と同じく「コード不要」で挑める資格だ。つまり GCP には、エンジニアでなくても入れる入門資格が 2 つ用意されている。最初の一歩として最も障壁が低いのが、この Cloud Digital Leader と Generative AI Leader の 2 枚なのだ。

AWS 認定との対応マップ — 流用できる知識、構造の違い

AWS 有資格者の視点で対応関係を押さえると、学習計画がそのまま引ける。あくまで「役割が近い」資格を並べた対応であり、出題範囲やレベルは完全一致しない点を前提に見てほしい。

AWS 認定近い GCP 認定レベルの対応注意点
CLF-C02 Cloud PractitionerCloud Digital LeaderFoundational 同士ほぼ同じ立ち位置の入門資格
AIF-C01 AI PractitionerGenerative AI Leader入門 AI 資格同士GCP 側は非技術職向けで生成 AI に特化
SAA-C03 Solutions Architect AssociateAssociate Cloud Engineerレベルは近いが領域が違うGCP の設計系は Professional Cloud Architect が本命
MLA-C01 Machine Learning EngineerProfessional Machine Learning Engineerレベルが 1 段上GCP に Associate 級 ML 認定はない
SAP-C02 Solutions Architect ProfessionalProfessional Cloud ArchitectProfessional 同士設計の最上位資格
DEA-C01 Data EngineerProfessional Data Engineerレベルが 1 段上GCP のデータ系も Professional 直行

ここで見えてくる構造の違いが重要だ。AWS は Associate 級に複数の専門資格(アーキテクト、開発者、運用、機械学習、データ)を揃えるのに対し、GCP の Associate 級は実質 Associate Cloud Engineer のみで、機械学習・データ・アーキテクトといった専門領域はいきなり Professional 級になる。

つまり「AWS の Associate 感覚で GCP の同等資格を探すと Professional 級しか見当たらない」場面が出てくる。GCP では、基礎(Cloud Digital Leader / Generative AI Leader)で地図を作り、Associate Cloud Engineer で実務の足場を固め、そこから一気に Professional へ、という段差の大きいラダーになる。だからこそ、入口の基礎 2 資格で全体像を先に掴んでおく価値が高い。逆に言えば、最終目標が機械学習やデータエンジニアリングであっても、最初に取るべきは敷居の低い基礎 2 認定であり、そこで土台を固めてから Professional の高い段差に挑むのが遠回りに見えて近道になる。

AWS サービスとの対応 — 名前が変わっても考え方は同じ

認定どうしの関係を掴んだら、次はサービス単位の対応を頭に入れると学習が一気に進む。クラウドの中核サービスは、名前こそ違えど役割が一対一で対応する場面が多い。代表的な対応を挙げる。

AWSGoogle Cloud役割
IAMCloud IAMアクセス制御・権限管理
Amazon S3Cloud Storageオブジェクトストレージ
Amazon EC2Compute Engine仮想マシン
AWS LambdaCloud Functionsサーバーレス関数
Amazon RDSCloud SQLマネージドなリレーショナルDB
Amazon DynamoDBFirestore / BigtableNoSQL データストア
Amazon RedshiftBigQueryデータウェアハウス
Amazon SageMakerGemini Enterprise Agent Platform(旧 Vertex AI)機械学習プラットフォーム

ただし対応は完全な一対一ではない。たとえば AWS の DynamoDB に対して、GCP は用途別に Firestore(ドキュメント型)と Bigtable(ワイドカラム型)を使い分ける。1 対 1 の暗記に頼りすぎず、「この役割を GCP では何が担うか」という問いで対応づけるのがコツだ。

とりわけ BigQuery は、AWS の Redshift と役割の上では対応づけられるものの、クラスタの事前確保が要らず、スキャンしたデータ量に応じて課金されるサーバーレス志向が強い。この「使った分だけ」のデータウェアハウスこそが GCP のデータ戦略の象徴であり、Cloud Digital Leader でも繰り返し登場する。サービス名の対応を覚えるだけでなく、こうした設計思想の差まで踏み込むと、選択肢を絞る問題で迷わなくなる。

Cloud Digital Leader — 6 領域で問う「クラウドの経営リテラシー」

Cloud Digital Leader(CDL)は、GCP の Foundational 認定だ。技術者だけでなく、企画・営業・管理職がクラウド活用の意思決定に加わるための「共通言語」を問う。

項目仕様
レベルFoundational
試験時間90 分
問題数50〜60 問(多肢選択)
受験料$99 USD(税別)
有効期限3 年
配信オンライン監督 / テストセンター
前提条件なし

出題は 6 つの領域で構成される。

  • Digital transformation with Google Cloud(クラウドによるデジタル変革の動機)
  • Exploring data transformation with Google Cloud(データ活用と BigQuery を軸にしたデータ変革)
  • Innovating with Google Cloud artificial intelligence(Google Cloud の AI による革新)
  • Modernizing infrastructure and applications with Google Cloud(インフラとアプリの近代化)
  • Trust and security with Google Cloud(信頼性とセキュリティ)
  • Scaling with Google Cloud operations(運用によるスケーリング)

注目すべきは、6 領域のうち 2 つがデータと AI に割かれている点だ。AWS の Cloud Practitioner がサービスの広く浅い網羅を志向するのに対し、CDL は「データと AI でビジネスをどう変えるか」という Google らしい価値提案に比重を置く。サービス名の暗記より、「なぜそのサービスを選ぶと事業が前進するのか」という文脈理解が得点に直結する試験だ。

6 領域を貫く視点は「ビジネス課題からクラウドの打ち手を逆引きする」ことにある。たとえばインフラ近代化の領域では、オンプレミスの仮想マシンを Compute Engine へ持ち上げるリフト&シフトから、コンテナ化して GKE や Cloud Run で動かす近代化まで、移行の段階を理解しているかが問われる。セキュリティの領域では、責任共有モデルや最小権限、暗号化の既定動作といった、AWS でも頻出した論点がそのまま GCP の文脈で再登場する。AWS の Cloud Practitioner を取得済みなら、この領域は復習感覚で進められるだろう。

なお CDL には、製品アップデートを反映した新版が現在ベータ提供されている(2026 年 7 月 5 日まで受験登録可能)。本記事は標準版($99・90 分・50〜60 問)の仕様で解説するが、受験時は申込画面で版を確認してほしい。

Generative AI Leader — 非技術職に向けた世界初の生成 AI 認定

Generative AI Leader は、2025 年 5 月 15 日に発表された比較的新しい認定だ。Google はこれを「非技術職の学習者に向けた、この種では世界初の生成 AI 認定」と位置づけている。プログラミングもデータサイエンスも前提とせず、管理職・企画・マーケティング・人事・財務といった職種が、生成 AI を戦略的に使うための知識を証明する資格だ。

項目仕様
試験時間90 分
問題数50〜60 問(多肢選択)
受験料$99 USD(税別)
有効期限3 年
配信オンライン監督 / テストセンター
前提条件なし

出題は 4 領域で、Google 公式ブログによれば概算配点は次の通りだ。

  • Fundamentals of gen AI(生成 AI の基礎、約 30%)
  • Google Cloud’s gen AI offerings(Google Cloud の生成 AI 製品群、約 35%)
  • Techniques to improve gen AI model output(出力改善の手法、約 20%)
  • Business strategies for a successful gen AI solution(成功するための事業戦略、約 15%)

最大配点が Google Cloud の生成 AI 製品群(約 35%)に置かれている点が、この資格の性格を物語る。Gemini、Gemini Enterprise Agent Platform(旧 Vertex AI)、Model Garden といった製品を「何のために使い分けるか」をビジネス目線で語れるかが核心だ。AWS の AI Practitioner が機械学習の基礎概念まで含めて広く問うのに対し、Generative AI Leader は生成 AI に的を絞り、技術より「活用判断」を重視する。

技術者にとっても、この資格の価値は小さくない。生成 AI の導入を巡る議論では、モデルの精度だけでなく「どのユースケースに、どの責任設計で適用するか」という非機能の判断が成否を分ける。Generative AI Leader はまさにこの判断軸を体系化しており、開発者がステークホルダーと同じ言葉で話すための共通語彙になる。エンジニアが Cloud Digital Leader と組み合わせて取得すれば、技術と事業の両面から生成 AI 導入を語れる土台ができる。AI を主題に扱う読者にとっては、最も短時間で取得でき、かつ実務の語彙が増える 1 枚になるだろう。

受験料・有効期限・申込 — AWS との実務的な違い

GCP 認定を受ける前に、AWS と異なる実務ルールを押さえておきたい。ここを誤解すると受験計画が狂う。

まず受験料は、すべて米ドル建て(税別)だ。Cloud Digital Leader と Generative AI Leader が各 $99、Associate Cloud Engineer が $125、Professional 級が $200 で統一されている。AWS のように日本円の公式定価は提示されておらず、日本から受験しても USD で請求される。円に直すと、2026 年 6 月時点(1 ドル≈160 円)でそれぞれ約 15,800 円・約 20,000 円・約 32,000 円が目安になる。為替で上下するため、申込時のレートで確認してほしい。

もう 1 つ実務的な注意がある。USD 建ての請求は、為替が円安に振れるほど実質負担が増える点だ。2026 年は 1 ドル 160 円前後で推移しており、$200 の Professional 級は 3 万円を超える。複数認定を計画するなら、Google が不定期に実施する受験バウチャーや割引キャンペーンのタイミングを狙うと、総コストを抑えられる。

次に有効期限だ。Foundational と Associate は 3 年、Professional は 2 年で、Professional だけ更新サイクルが短い。更新受験は、Foundational と Associate が失効日の 180 日前から、Professional が 60 日前から受けられる。AWS が一律 3 年なのと比べると、GCP の Professional は維持コストがやや重い点を計画に織り込みたい。

そして合格ラインの扱いも違う。AWS が「720 点(1000 点満点)」のように明示的な合格スコアを公開するのに対し、Google は合格スコアを公表していない。結果は合否のみで、点数や領域別の内訳は受験者に開示されない。「何割取れば受かるか」を逆算する AWS 流の戦略が使えないため、苦手領域を残さず満遍なく仕上げる対策が基本になる。

申込は Google Cloud のサイトから CM Connect(認定管理プラットフォーム、cp.certmetrics.com/google)でアカウントを作り、試験は Pearson 経由でオンライン監督またはテストセンターのどちらかを選べる。AWS も Pearson VUE / OnVUE で配信されるため、受験チャネルの考え方は AWS 経験者に馴染みやすい。なお、CM Connect に登録する氏名は、政府発行の写真付き身分証と一致したローマ字表記である必要がある点に注意したい。

1 週間で基礎 2 認定を射程に入れる学習プラン

Cloud Digital Leader と Generative AI Leader は、いずれも前提条件なし・90 分・$99 で、出題範囲も重なる部分が多い。両者をまとめて 1 週間で射程に入れる自己学習プランを提示する。AWS 認定で培った学習習慣がある読者を想定した配分だ。

学習日テーマ到達目標
1 日目GCP 全体像と認定ラダー3 レベル + 基礎 2 資格の地図を描ける
2 日目CDL 前半(変革・データ)デジタル変革と BigQuery を中心としたデータ活用を説明できる
3 日目CDL 後半(インフラ・セキュリティ・運用)Compute / GKE / Cloud Run / IAM の役割を判断レベルで
4 日目Generative AI Leader 前半生成 AI の基礎語彙と Gemini・Gemini Enterprise Agent Platform の位置づけ
5 日目Generative AI Leader 後半出力改善手法・責任ある AI・事業戦略を整理
6 日目模擬問題で弱点抽出両試験の頻出論点を 8 割の精度で
7 日目総仕上げと申込弱点領域の再確認、受験日の確定

ポイントは、データと AI の領域が 2 資格で重複することだ。CDL のデータ・AI 領域で学んだ内容は、そのまま Generative AI Leader の土台になる。重複を活かして「2 資格を別々に勉強する」のではなく「1 つの知識体系を 2 つの角度から確認する」設計にすれば、学習時間は大きく圧縮できる。

この 1 週間プランはあくまで最短想定だ。クラウド自体が初めての読者や、平日に確保できる時間が短い読者は、各テーマを 2 日ずつに広げて 2 週間で組むほうが定着しやすい。逆に AWS で BigQuery 相当のデータウェアハウスや権限設計を実務で触ってきた読者なら、重複領域を飛ばして 3〜4 日に圧縮することも可能だ。重要なのは日数そのものではなく、「6 領域 + 4 領域のどこに穴があるか」を模擬問題で可視化し、穴を順に埋める運用に乗せることである。

学習リソースの選び方 — 公式無償から始める

リソースは「公式無償で骨格 → 模擬問題で仕上げ」の二段構えで十分に合格圏へ届く。

第一段は Google 公式の無償トレーニングだ。Generative AI Leader には、約 7〜8 時間で一巡できる no-cost の learning path が公式に用意されている。Cloud Digital Leader も Google Cloud Skills Boost 上の学習パスで体系的にカバーできる。まずは公式の試験ガイドと無償コースで全領域の骨格を作るのが王道だ。

第二段は模擬問題による仕上げだ。市販・オンラインの模擬試験で、領域別の正答率を可視化し、8 割を切る領域を重点補強する。合格スコアが非公表である以上、特定領域だけ捨てる戦略は取りにくい。全領域で安定した正答率を作ることが、そのまま合格の条件になる。

最後に 1 つ警告しておく。実試験問題の転載をうたう、いわゆる dumps サイトには絶対に手を出さないこと。利用規約違反で認定剥奪のリスクがあるうえ、内容の正確性も保証されない。公式 + 正規教材だけで、Google Cloud 認定の基礎 2 枚は十分に射程に入る。

AWS 経験者がつまずく 3 つのポイント

最後に、AWS 認定の経験がかえって落とし穴になる 3 点を挙げておく。

第一に、サービス名の取り違えだ。「ストレージといえば S3」の感覚で GCP の問題を読むと、Cloud Storage と永続ディスク、Filestore の使い分けで足をすくわれる。役割は同じでも、GCP 固有の選択肢と既定動作を一度は確認しておきたい。対応表で 8 割は橋渡しできるが、残りの 2 割の固有名と既定値が合否を分ける。

第二に、合格スコアの非公表という前提の見落としだ。AWS の「720 点を狙う」発想で苦手領域を切り捨てると、GCP では全領域が均等に効くため思わぬ取りこぼしにつながる。捨て問を作らない姿勢が前提になる。

第三に、Professional 級への段差の過小評価だ。GCP は Associate 級が薄いため、基礎の次にいきなり Professional の設計問題に挑む構図になりやすい。基礎 2 認定の段階で、コンピュート・ストレージ・ネットワーク・アクセス管理の役割を「説明できる」水準まで固めておくと、Professional への移行が滑らかになる。

まとめ — 「2 つ目のクラウド」への最短ルート

Google Cloud 認定は、Foundational(Cloud Digital Leader)・Associate(Associate Cloud Engineer)・Professional(Cloud Architect / Data Engineer / Machine Learning Engineer など)の 3 レベルに、非技術職向けの Generative AI Leader を加えた構成で展開される。AWS と異なり Associate 級が薄く専門領域は Professional 直行になる、受験料は USD 建て、合格スコアは非公表 — この 3 点が AWS 有資格者の最初のつまずきどころだ。

最短ルートは明快だ。前提条件なし・各 $99・90 分で挑める Cloud Digital Leader と Generative AI Leader の 2 枚から入り、GCP の地図と語彙を先に固める。AWS で築いた判断軸に GCP のサービス名を対応づけていけば、2 つ目のクラウドは想像より速く攻略できる。AWS 認定の総仕上げをMLA-C01 合格戦略 完全ガイド(2026-06-21 公開)で終えた読者は、その勢いのまま Cloud Digital Leader の試験概要から学習を始めてほしい。

参照

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