知識がなくても始められる、AIと共にある豊かな毎日。
AI 暮らし・家電

家電の修理と節約をどこから始めるか — 症状・家電・予算から、測る・直す・作るを逆引きで選ぶ

ゲンキ

冬の入り口は、電気代の請求と家電の不調が重なりやすい。電気代が高いと感じたら家電ごとに電力を測るのか、動かなくなった家電は直すのか買い替えるのか、割れたつまみやふたは3Dプリントで作ってよいのか。家電の修理と節約は、どこから手を付けるかで、かかるお金も手間も、自分で触れてよい範囲も変わってくる。

この記事は、家電の電力のデータと修理の記録を AI と読んだ6本の記事の結論を、症状から引けるように並べ直した逆引きだ。症状(電気代が高い/家電が動かない/部品が割れた・なくなった)、家電の種類、予算の3つの方向から、測る・直す・作るのどれから始めるかを選べるようにした。新しい実験はしていない。実験の数値は、各記事の集計か実行の結果をそのまま引いている。単価・日付・法令の数値は、それぞれの一次資料による。

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

元になったデータは2つある。英国の家庭で家全体と家電ごとの電力を測った公開データ(REFIT、2013〜2015 年)と、各国の修理イベントに持ち込まれた家電の記録を集めた公開データ(Open Repair、2026 年 10 月版)だ。手元の家電は測っておらず、AI の結果は各条件1回の実行である。なお、本記事は法的助言ではない。2026年10月時点の法令・公的資料・各社の規約を整理したもので、個別の事案は、電気工事なら電気工事士・電気工事業者、法律の判断なら弁護士や消費生活センターに確認してほしい。

忍者AdMax

家電の修理と節約を症状から逆引きする — 測る・直す・作るの3つの入り口

家電の修理と節約を症状から逆引きする — 測る・直す・作るの3つの入り口

先に、3つの言葉の意味をそろえておく。この記事では、次の意味でだけ使う。

  • 測る: コンセントと家電の間に挿す計測器(スマートプラグやワットチェッカー)や公開データで家電ごとの電力量を記録し、どこに電気を使っているかを知ること。住宅の配線には触れない
  • 直す: 動かない家電を修理するか、修理をやめて買い替えるかを決めること。修理の記録から、どんな家電がどんな理由で直らないかを知ることも含める
  • 作る: 手に入らない部品のうち、作ってよい範囲に入るものだけを3Dプリントで作ること

逆引きの表は次のとおりだ。行が症状、列が入り口で、「まずここから」と書いたセルが最初に手を付ける場所になる。

症状測る直す作る
電気代が高いまずここから。家電ごとの計測で見えるのは家全体の一部。ログは1時間の表にするか、コードで AI に読ませる。計測器は電力の取り出し方で選ぶ電気を多く使う古い家電が見つかったら、買い替えで元が取れるかを計算する該当しない
家電が動かない使わない(電力のデータで故障の原因を見分けることは確かめていない)まずここから。修理の記録で、直りやすさと直らない理由の傾向を知る。分解には保証と感電の注意が付く直らない理由が「部品が手に入らない」ときだけ検討する
部品が割れた・なくなった使わないまずここから。メーカーや販売店から部品が手に入るかを確かめる手に入らないときに、外側の小さな部品に限って候補になる。熱・食品・電気・強い力の部品は作らない

表の読み方を、行ごとに書いておく。

電気代が高いときは、測るところから始める。買い替えや修理を考える前に、どの家電がどれだけ電気を使っているかが分からないと、手を打つ先を選べないからだ。ただし、家電ごとの計測器を付けても家全体の一部しか見えないこと、測ったログの渡し方で AI の答えが変わること、計測器の取り出し方で見えるものが変わることは、先に知っておきたい。測った結果、電気を多く使う古い家電が見つかったら、直す列の「買い替えの計算」に進む。作る列を空けたのは、3Dプリントの部品で電気代を下げる話を、この記事では扱わないためだ。

家電が動かないときは、直すところから始める。測る列を「使わない」にしたのは、電力のデータで故障の原因を見分けることを、元の記事のどれも確かめていないからだ。修理イベントの記録を見れば、どんな家電がどんな理由で直らなかったかの傾向は分かる。そのうえで、直らない理由が部品にあるときだけ、作る列に進む。

部品が割れた・なくなったときも、最初は直す列だ。部品がメーカーや販売店から手に入るなら、それがいちばん確実である。手に入らないと分かってから作る列に進むが、3Dプリントで作ってよい部品は、記録で数えるとごく一部しか残らなかった。どの部品が残り、どの部品が外れたかは、後の節で書く。

電気代が高いとき — 家電ごとに測っても、見えるのは家全体の一部

電気代が高いとき — 家電ごとに測っても、見えるのは家全体の一部

家電ごとの計測器 9 台で見えたのは、家全体の 26.2%

家電の電気代と故障に AI で向き合う — 冬の前に測る・直す・作るをそろえる理由と、EU の修理する権利で変わったこと(2026-11-02 公開) では、英国の家庭の公開データ REFIT から、電気の暖房器具を測っている1軒(House 1)を選び、2014〜15 年の冬(2014-12-01〜2015-02-28)の家電別の電力量を集計した。この家の冬の家全体は 14.125 kWh/日で、家電ごとの計測器 9 台の合計はその 26.2% だった。残りの 73.8% は、照明や調理器具、計測器を付けていない家電など、測っていない分である。

計測器が付いた家電の中では、電気の暖房器具が 1.345 kWh/日、家全体の 9.5% を占めた。とはいえ、REFIT の家の主な暖房はガスで、この暖房器具は補助の暖房だ。したがって、この割合を電気で暖房する家や日本の家庭に当てはめることはできない。同じ方法で集計した House 9・16 でも、冬に測っていない分は 66〜68% あった。いずれも英国の1軒ごと、2014〜15 年の冬の値である。

この集計から言えるのは、家電ごとの計測器を何台か付けても、家の電気の行き先の多くは見えないままになりうる、ということだ。測る前に家全体の電力量(電力会社の請求の値)を手元に置き、計測器で見えた分がその何割かを確かめておくと、見えていない分の大きさを見失わない。電気代に直すときは、次の式に自分の契約の単価を入れる。

電気代(円)= 電力量(kWh)× 単価(円/kWh)

日本の目安単価を例に使うなら、全国家庭電気製品公正取引協議会の 31 円/kWh(税込、令和4年7月22日改定)がある。ただし、実際の単価は契約によって違う。電力量に日本の目安単価を掛けて電気代を出す考え方は、3Dプリントの原価を日本の電気代で計算し直す — 値付けの根拠を作る(2026-08-19 公開) でも扱った。REFIT は University of Strathclyde の David Murray らが公開したデータセット(CC BY 4.0)で、この記事の値は当サイトが集計したものだ。

測ったログを AI に読ませるなら、1時間の表かコードの実行で

家電ごとの電力ログを AI に読ませる — 生のログ・1時間の表・コードの実行で、答えの正しさはどう変わるか(2026-11-03 公開) では、同じ REFIT(英国の家庭、2013〜2015 年)の2軒(House 2 は 2014-11-17 の週、House 1 は 2014-11-03 の週)について、家電ごとの週の電力量や待機電力の目安(夜間の最小値)を pandas で計算して正解とし、AI に同じ問いを答えさせた。

1時間ごとの電力量の表(7日分、168 行)を渡すと、claude -p(出力に記録されたモデルは claude-sonnet-5-5)は2軒とも 13 問すべてに正解した。入力は約 6,300 トークン、費用は1回 $0.07〜0.09、所要は 28〜38 秒だった。

一方で、公称 8 秒ごとの生のログ1日分(House 2 は 12,594 行)をそのまま貼ると、claude -p はほとんど数値を返さなかった(答えたのは House 2 の電気ケトルの使用回数だけで、正解と一致した)。House 2 では、手で集計すると誤るので数値は作らない、という趣旨の返答をし、House 1 では計算のコードを返した。このときの入力は約 44〜45 万トークン、費用は1回 $1.78〜1.82 である。

同じ生のログをファイルで渡し、Python の実行を許すと、2軒とも全問正解した(House 2 は 11 問中 11、House 1 は 10 問中 10)。費用は1回 $0.02〜0.05 で、AI は行と行の時間差を掛けて足すコードを書いて実行した。この実行に限って言えば、大きなログは文章として貼らずに、集計した表にするか、AI にコードを書かせて計算させるほうが、答えが正しく、費用も小さかった。費用はどれも claude -p が返した値で、クライアント側の推定のため、請求額と違うことがある。

手元で動かしたモデル(Ollama 0.40.11 の gemma4:12b、Q4_K_M)は、この実行では正しく読めなかった。思考ありでは、コンテキスト長(num_ctx)を 32768 にしても 65536 に広げても、思考が上限に達して答えを出さなかった。思考を切ると 4〜11 秒で答えたものの、1時間の表での正解は House 2 で 13 問中 4、House 1 で 13 問中 2 にとどまった。電力のデータは、家の中で何をしているかや留守かどうかを表しうる記録だと、欧州データ保護監察機関(EDPS)が 2012 年に指摘している。外に出さずに手元で読めれば利点はあるが、この実行の手元の 12B のモデルには、その読み取りを任せられなかった。

スマートプラグは、電力をどう取り出すかで選ぶ

スマートプラグの電力データは測る間隔で変わる — 英国20軒の8秒のデータを間引き、電気ケトルの見落としを数える(2026-11-04 公開) では、REFIT の英国の 20 軒(2013〜2015 年)の公称 8 秒のデータを 1 分・5 分・10 分・15 分・1 時間に間引き、「その間隔で読んだらどう見えるか」を計算した。実機のスマートプラグでは測っていない。

間引き方は2つある。区間の先頭の値だけを抜き取る方法は、その時点の電力だけを返す計測器を一定の間隔で読みに行くのに当たる。区間の平均を取る方法は、累計の電力量を返す計測器に当たる。

電気ケトルの使用は 27,756 回あり、1回の長さの中央値は 96 秒だった。そのため、15 分ごとの抜き取りでは、ケトルの使用の 89.2% が一度も見えなかった。1 分ごとでも 15.1%、1 時間ごとでは 97.4% が見えない。15 分ごとの抜き取りでは、電子レンジの使用の 87.0%、トースターの使用の 84.5% も見えなかった。家全体の日の電力量を抜き取りで出すと、8 秒のデータから計算した値とのずれは、1 分 0.58%・15 分 5.22%・1 時間 11.94% だった(17 軒・7,211 日。家ごとのずれの中央値を、さらに 17 軒で中央値にした値)。基準は 8 秒のデータから計算した値で、実際に消費した電力量の正しい値ではない。

これに対して、区間の平均(累計の電力量から出した値)では、日の電力量は間隔によらず変わらない。区間の電力量が保たれるためで、これは実測の結果ではなく計算の性質だ。ただし 15 分の平均では、ケトルを使った区間でも平均がしきい値の 1500 W を超えることはほぼ無いので(見落としは 99.9%)、電力量は合っていても「いつケトルを使ったか」は読めない。結論は、間隔は製品で決まるのではなく、電力の取り出し方で決まる、ということだ。日の電力量だけを知りたいなら累計を取り出せる方法を選び、短い家電の使い方まで見たいなら、短い間隔でその時点の電力を記録できる方法を選ぶ。

まず1台から測るなら、Wi-Fi と Bluetooth の両方で使える SwitchBot プラグミニ(JP)が手頃だ。

買い替えで電気代を下げるか — 元が取れるのは条件がそろったときだけ

買い替えで電気代を下げるか — 元が取れるのは条件がそろったときだけ

測った結果、電気を多く使う古い家電が見つかったとする。次に考えるのは、直して使い続けるか、新しい機種に買い替えるかだ。家電を直すか買い替えるかを電気代で決める — 英国の家庭で測った冷蔵庫と現行機の登録値で、損益分岐を計算する(2026-11-06 公開) では、冷蔵庫でこの計算をした。

古い側には、2013〜2015 年に英国の家庭で使われていた冷凍冷蔵庫(REFIT)の実測から、House 3・9・15 の年間 491・333・216 kWh を使った。新しい側は、米国の ENERGY STAR の登録データ(省エネ基準を満たした認証機の一覧)のうち、冷凍室が上にある型(Top Freezer)で容量が小さい4分の1の機種の中央値 308 kWh/年である。家庭での実際の使い方では登録値どおりに動くとは限らないので、登録値に k(1.0・1.2・1.5、仮定)を掛けた。REFIT の値は家庭のコンセントで測った実使用の値、ENERGY STAR の値は米国の試験手順による登録値で、同じ物差しの数字ではない。

最も電気を使っていた House 3 は、k=1.0 なら電気代の差が年 £48.17(英国 Ofgem の 2026-10-01〜12-31 の上限の単価 26.32 ペンス/kWh)・5,673 円(日本の目安単価 31 円/kWh)になった。英国の 26.32 ペンスは、標準変動料金を口座振替で払う場合の、イングランド・スコットランド・ウェールズの平均で、電気の VAT を含まない値だ。買い替えで余分にかかる費用を例の値の £300・45,000 円とすると、6.2 年・7.9 年で取り戻せる。ところが k=1.5 では、39.3 年・50.1 年かかる。House 9(333 kWh/年)は k=1.0 でも 45.6 年・58.1 年かかり、k が 1.2 以上では電気代がむしろ増えて回収できない。House 15(216 kWh/年)は、どの k でも回収できなかった。英国と日本の単価は円に換算せず、それぞれの通貨のまま計算している。

まとめると、今回比べた 3 台と 3 通りの k で、例の費用(£300・45,000 円)を 12 年以内に電気代の差で取り戻せたのは、もともと電気を多く使っていた House 3 で、新しい機種が登録値に近く動くと置いた k=1.0 と 1.2 の組だけだった(k=1.2 は英国の単価で 9.4 年、日本の単価で 12.0 年)。House 3 の k=1.5 と House 9 の k=1.0 は 39.3〜58.1 年かかる。電気代の差を出す式そのものは単純で、AI にも任せられる。この実行では、claude -p は 45 項目すべてを正しく計算した(費用 $0.02)。一方、手元の gemma4:12b は思考を切った条件で 45 項目中 21 にとどまり、House 9 の k=1.2 では本当は電気代が増えて回収できないのに「811.1 年で回収」と答えた。AI に計算させた結果は、式に戻して自分で確かめておきたい。

なお、この計算は電気代だけを見ている。製造や廃棄に伴う環境負荷、本体価格や修理費の相場は扱っていない。修理費や本体の差額は、読者が自分の見積もりを入れて計算する前提だ。

家電が動かないとき — 修理の記録で、何が直り何が直らないかを知る

家電が動かないとき — 修理の記録で、何が直り何が直らないかを知る

家電が動かないときの最初の手は、直せるかどうかを見積もることだ。家電の故障で何が直り、何が直らないのか — 修理イベントの41万件の記録を集計し、直らない理由を AI に読ませる(2026-11-05 公開) では、Open Repair Alliance の公開データ(2026 年 10 月版、2026 年 7 月末までの記録、ORDS v0.3)のうち、電気・電子製品の 416,282 行を集計した。

全体では、その場で直り使い続けられる Fixed が 54.5%、その場では直し終えなかったが次の手順や専門の修理の当てがついた Repairable が 17.4%、修理する人と持ち主が費用や現実性から直さないと決めた End of life が 25.1%、不明(Unknown)が 3.1% だった。これは修理イベントに持ち込まれた家電の記録での割合で、世の中の故障全体の割合ではない。記録はボランティアの修理イベントのもので、保証期間を過ぎた小型の電気・電子製品が中心であり、記録を出していないグループも多い。

End of life の記録には、直さなかった理由を6つから選ぶ欄がある。End of life の 104,321 行のうち、理由が記入されていたのは 44,182 行だった。その中で最も多かったのは “Spare parts not available”(部品が手に入らない)の 28.7% で、”Spare parts too expensive”(部品が高すぎる)の 14.5% と合わせると、部品の理由が 43.2% になる。

以下、”Product too worn out”(消耗しすぎている)19.2%、”Repair information not available”(修理の情報が無い)17.8%、”No way to open product”(開ける方法が無い)15.7%、”Lack of equipment”(道具が無い)4.0% と続く。括弧内は当サイトの訳だ。理由の記入は任意で、記入が増えたのは 2021 年以降なので、件数は記録された分の下限として読む。

次に、製品の分類と自由記述のメモ(problem)だけを AI に渡し、6つの理由のどれかを当てさせた(理由ごとに 50 行、計 300 行)。claude -p は 300 行のうち 163 行で「読み取れない」と答え、理由を選んだ 137 行の正解は 73 行(53.3%)だった。手元の gemma4:12b は、思考を切った条件で 109 行に理由を選び、正解は 51 行(46.8%)である。

メモは故障の症状と対処を書く欄で、直さなかった理由はボランティアが別の欄で選んでいる。AI が理由を選んだ行でも正解は半分ほどで、理由の欄があるからこそ「部品が手に入らない」を数えられる、というのが元の記事の結論だった。正解はデータのラベルで、ラベル自体に対応付けの誤りが含まれうるため、食い違いのすべてを AI の誤りとは言い切れない。

動かない家電を前にして読者ができるのは、まず保証の期間と条件を確かめ、メーカーや販売店の修理の窓口に相談することだ。自分で開けて直す前に、後の節の「保証と分解、感電」を読んでほしい。日立の家電の FAQ(扇風機)は「修理技術者以外の人は、絶対に分解したり修理を行わない。」と書き、その理由を「火災・感電・けがの原因になります。」としている。

この記事で引く Open Repair の割合・件数(この節と次の節、家電の種類の節、まとめ)の出典は、Open Repair Alliance「Open Repair Data」2026 年 10 月版(作成者表記 Monique Szpak・Neil Mather、CC BY-SA 4.0)である。値は swiftwand.com が集計・加工したもので、その集計値は CC BY-SA 4.0 で提供する。

部品が割れた・なくなったとき — 3Dプリントの候補は外側の小さな部品に限られる

部品が割れた・なくなったとき — 3Dプリントの候補は外側の小さな部品に限られる

部品が手に入るかどうかは、制度の側でも変わりつつある。EU では「修理する権利」の指令(指令 2024/1799)が 2026-07-31 から適用され(加盟国が適用を始める期限)、洗濯機・冷蔵庫・掃除機など附属書 II の品目について、その品目の EU の規則が修理可能性の要件を定める範囲で、修理が不可能な場合を除き、売主の法定責任が及ばない故障(法定保証の期間が過ぎた後のほか、期間内でも消費者が原因の故障など売主の責任にならない故障を含む)を、消費者の求めに応じて製造者が修理する義務を定めた。部品を出している製造者には、修理をためらわせない妥当な価格で出すことも求めている。ただし EU の加盟国の制度で、日本の消費者には直接は適用されない。日本で部品が手に入らないときに、作る列の出番がある。

手に入らない家電の部品を3Dプリントで作ってよい範囲を決める — 熱・食品・電気・力の線を引き、修理記録120件を AI と仕分ける(2026-11-07 公開) では、Open Repair の End of life のうち、理由が “Spare parts not available” でメモが 20 文字以上の 6,648 行から 120 行を抜き出した。足りない部品の名前はデータの列には無いので、AI がメモの文から取り出し、3Dプリントの「候補」か「不可」かに仕分けた。

線は5つある。熱を出す家電の部品と熱がこもる場所(熱)、食品や飲み物に触れる部分(食品)、電気が通る部分とそれを覆う・支える部分(電気)、動力を伝える・重さを支える部分(強い力・回転)の4つに、口や肌に触れる部分を足した。どれか1つでも当たれば不可、迷ったら不可とした。正解はデータのラベルではなく、Claude(claude-opus-5-5)が先に固定した規則で付けた判定である。

部品が読めた 104 行のうち、3Dプリントの候補に残ったのは 3 行(キーボードのキーの折れた取り付け部、プリンターの押しボタンのキャップ、掃除機のホース)だけだった。残り 101 行は不可で、当たった線は電気 79 行、強い力・回転 32 行、熱 25 行、食品 11 行、口・肌 1 行だ(1 行が複数の線に当たる)。部品が読めなかったのは 16 行あった。この 120 行で見るかぎり、部品が手に入らずに直さなかった家電の部品は、ほとんどが電気・動力・熱の部品だった。

AI の仕分けでは、claude -p は両方が部品を読めた 100 行のうち 98 行で、Claude が規則で付けた判定と一致した。手元の gemma4:12b(思考を切った条件)は 102 行のうち 87 行(85.3%)で一致したが、候補を 19 行も出し、画面・スイッチ・ポンプ・制御器など、電気が通る部品まで候補に入れていた。一致率の数字だけを見ると見落としやすいが、作ってはいけない部品を作ってよい側に入れる誤りは、線引きを任せるうえで最も困る誤りだ。

候補に残った3つも、作れると確かめたわけではない。掃除機のホースは5つの線には当たらないが、柔らかい管で、硬い樹脂では代わりにならない。押しボタンのキャップは、直径 12 mm・高さ 8 mm の例の寸法(実在の製品の寸法ではない)で、AI に Python と manifold3d のコードを書かせ、Bambu Studio 2.8.4 Public Beta(pre-release、2.8.4.57)の CLI でスライスした。造形はしておらず、CLI の推定は 11 分 49 秒・0.588 cm³(0.75 g)だった。候補であっても、寸法の確認、保証、感電の注意は読者の判断が要る。

電気が通る部分と電源まわりの部品を作らない理由は、事故の危険だけではない。直した家電を人に売る・譲る話になれば、電気用品安全法が関わりうる(後の節)。自作の筐体に電源まわりを入れない理由は 筐体の中は思ったより熱い — 放熱と通気、そして電源まわりの安全設計(2026-08-07 公開) でも書いた。採寸から部品を作る工程は 3Dプリント 修理 実践 2026 — 廃番部品を採寸とAI CADで蘇らせる(2026-07-25 公開) に譲る。

外側の小さな部品を作ると決めたら、元の部品の寸法を測るところから始める。

¥2,163 (2026/09/19 09:50時点 | Amazon調べ)

家電の種類で引く — ケトル・冷蔵庫・暖房器具・掃除機・洗濯機

家電の種類で引く — ケトル・冷蔵庫・暖房器具・掃除機・洗濯機

症状ではなく、家電の種類から引きたい場合もある。先の節で引いた結果を、家電ごとに並べ直すと次のようになる。

家電測る直す作る
電気ケトル・電子レンジ・トースター1回の使用が短い。その時点の電力を 5 分以上の間隔で読むと、使用の大半が見えないケトルとトースターは、部品が手に入らずに直さなかった記録の割合が高い(電子レンジは Open Repair に単独の分類が無い)熱を出す家電なので、つまみ・ふたを含めて作らない
冷蔵庫・冷凍庫一日中動く。英国の家庭の実測では、夏のほうが冬より多く使っていた買い替えで元が取れるかを、実使用の値と登録値で計算する庫内で食品が直接載る棚やポケットは作らない
電気の暖房器具英国の1軒では、冬の家全体の一部(補助の暖房)EU では家庭用の局所暖房機が修理義務の対象品目に加わった熱を出す家電なので作らない
掃除機元の記事では扱っていない部品が「高すぎる」が「手に入らない」より多いホースが候補に残ったが、硬い樹脂では代わりにならない
洗濯機・食器洗い機運転の山が短く、1時間の抜き取りでは日の電力量のずれが大きいOpen Repair の分類に単独の分類が無く、記録からは分けにくいドラムなど力のかかる部品は作らない

電気ケトル・電子レンジ・トースターは、測るのも作るのも難しい家電だ。英国の 20 軒(2013〜2015 年)のデータを間引いた計算(電気ケトルの使用が見つかったのは 14 軒)では、ケトルの1回の使用の長さは中央値で 96 秒で、15 分ごとの抜き取りでは使用の 89.2% が見えなかった。修理イベントの記録(Open Repair)では、理由が記入された End of life のうち “Spare parts not available” の割合が、ケトルで 37.9%、トースターで 37.2% と、全体の 28.7% より高い。部品が手に入らずに直さなかった記録が多い家電だが、熱を出す家電なので、つまみやふたも含めて3Dプリントの候補にはならない。

冷蔵庫・冷凍庫は一日中動いているので、英国の 20 軒を抜き取りで間引いた計算でも、日の電力量のずれは短い家電よりずっと小さかった。REFIT(英国の家庭、2013〜2015 年)で使えた冷蔵庫系の 24 列は、すべて夏(6〜8 月)のほうが冬(12〜2 月)より多く電気を使っていた。24 列のうち 23 列では冬の1日平均が1年の平均を下回り、冬に測った値だけで1年分を見積もると少なく出やすい。

買い替えの判断は、前の節の損益分岐のとおり、もともと電気を多く使っていたかどうかで大きく変わる。作る側では、庫内で食品が直接載る棚やポケットが食品の線に当たる。なお、Open Repair の統一の分類(ORDS の 40 分類)には冷蔵庫・洗濯機・食器洗い機の単独の分類が無く、この分類だけでは修理の記録から冷蔵庫を取り出せない。提供元が付けた分類(partner_product_category)には冷蔵庫と書かれた行もあるが、言語も書き方も提供元ごとに違うため、冷蔵庫の記録を集めるには、提供元の分類や自由記述のメモを追加で確かめる必要がある。

電気の暖房器具は、英国の House 1 の 2014〜15 年の冬では 1.345 kWh/日で、家全体の 9.5% だった。REFIT の家の主な暖房はガスなので、電気で暖房する家の暖房費の目安にはならない。EU では、委任指令 2026/74 で家庭用の局所暖房機(たとえば電気ストーブやオイルヒーターのような、部屋を直接暖める暖房機)が「修理する権利」の指令の対象品目に加わった。作る側では、熱を出す家電の部品は、外側のつまみであっても作らない。

掃除機は、部品の値段が壁になりやすい家電だ。Open Repair の記録で、理由が記入された End of life のうち、”Spare parts too expensive” が 23.6% で、”Spare parts not available” の 21.6% より多かった。部品の仕分けでは掃除機のホースが候補に残ったが、柔らかさが要る部品で、硬い樹脂で置き換えるものではない。

洗濯機・食器洗い機は、運転の山が短いため、英国の 20 軒のデータを1時間ごとに抜き取ると、日の電力量のずれが中央値で 66.3〜89.6% と大きかった(洗濯機・食洗機・乾燥機)。ドラムの部品のように力のかかる部品は、強い力・回転の線で作らない。

予算で選ぶ — 手元の PC と AI だけで、どこまでできるか

予算で選ぶ — 手元の PC と AI だけで、どこまでできるか

予算の側から引くと、次のように分かれる。費用は、元の記事で claude -p が返した1回あたりの値(クライアント側の推定で、請求額と違うことがある)だ。

予算測る直す作る
手元の PC と AI の利用料だけ公開データや手持ちの記録を1時間の表にして AI に読ませる修理の記録で傾向を知る。買い替えの損益分岐を式で計算する部品の形をコードで書き、スライサーで時間と材料を見積もる
計測器を買う取り出し方(累計の電力量か、その時点の電力か)と記録の間隔で選ぶ——
修理費・買い替えの費用・材料を払う—修理費や本体の差額は自分の見積もりを入れる材料はスライサーの推定で見積もる

手元の PC と AI だけでも、できることは多い。1時間の表を渡した電力ログの読み取りは1回 $0.07〜0.09、生のログをファイルで渡して AI に Python を実行させた読み取りは1回 $0.02〜0.05 だった。逆に、生のログを文章としてそのまま貼った回は1回 $1.78〜1.82 かかったうえ、数値はほとんど返ってこなかった。渡し方を変えるだけで、費用も答えの正しさも変わる。冷蔵庫の損益分岐の計算は $0.02、押しボタンのキャップのコードは $0.018 だった。手元の gemma4:12b には利用料が掛からないが、この実行では電力ログも、損益分岐も、部品の仕分けも任せきれなかった。

計測器を買うなら、値段より先に「何を・どの間隔で・どこへ書き出せるか」を見る。日の電力量を知りたいだけなら累計の電力量を返す取り出し方で足り、ケトルのような短い家電の使い方まで見たいなら、短い間隔でその時点の電力を記録できる取り出し方が要る。製品ごとの書き出しの仕様は、先に引いたスマートプラグの記事で、公式資料をもとに比べている。

お金を払う段では、修理費や買い替えの差額を自分の見積もりで入れる。冷蔵庫の計算で使った £300・45,000 円は例の値で、相場ではない。3Dプリントの材料は少なく、押しボタンのキャップは推定 0.75 g だったが、材料が安いことは、作ってよい理由にはならない。どの予算でも、前の節の線の内側に入る部品だけが、作る列の対象になる。

法令と規約の注意 — 配線・電気用品安全法・保証・取扱説明書・製造物責任

法令と規約の注意 — 配線・電気用品安全法・保証・取扱説明書・製造物責任

本記事は法的助言ではない。2026年10月時点の法令・公的資料・各社の規約を整理したもので、個別の事案は、電気工事なら電気工事士・電気工事業者、法律の判断なら弁護士や消費生活センターに確認してほしい。

配線には触れない — 電気工事士法

測る・直す・作るのどれも、範囲はコンセントより先の家電の側に限る。住宅の配線の工事は電気工事士法により電気工事士でなければできず、資格が要らないのは、政令が列挙する軽微な工事と、省令が定める軽微な作業に限られる(省令は資格の要る作業を列挙し、それ以外の作業と、電気工事士の作業を補助する作業を軽微な作業としている)。この記事では、その範囲を「自分でやってよい作業」としては紹介しない。範囲を確かめるときは、電気工事士法と同施行令の条文、経済産業省の「軽微な工事」の説明(PDF)を見てほしい。

家電の側でも、手を出してはいけない作業がある。NITE(製品評価技術基盤機構)は令和4年6月30日の注意喚起で、エアコンの手入れや工事の中には専門の知識や電気工事士の資格を要するものがあると書き、除湿機について「電源コードが損傷した際、ねじり接続など無謀な DIY による修理を行わない。」としている。

直した家電を売る・譲るとき — 電気用品安全法

電気用品安全法(電安法)の対象は製造事業・輸入事業・販売で、事業は継続・反復して製造・輸入することをいう(経済産業省)。事業者が電気的加工を伴う改造・修理をすると、新たな電気用品を完成させる行為とみなされ、製造事業の届出と技術基準の適合が求められる(経済産業省の FAQ、2003年、輸入事業者の質問への回答)。

この FAQ は事業者の事例への回答で、個人が自宅の家電を自分で直す場合の扱いは書かれていない。直した・改造した家電を人に売る・譲る話になると、電気用品安全法が関わりうる。届出が要るかどうかを、この記事では判断しない。

保証と分解、感電

保証規定の例では、改造や不当な修理による故障・損傷は、保証期間内でも有料修理になる(デロンギ、日立の電子レンジ)。保証の条件は製品ごとの保証書と保証規定で確かめる。なお、製品保証はメーカーが自主的に行うもので、製造物責任とは別の話だと、消費者庁の Q&A は説明している。

感電の注意は、家電を開ける話のたびに繰り返しておきたい。日立の家電の FAQ(扇風機)は「改造は行わない。また、修理技術者以外の人は、絶対に分解したり修理を行わない。」「火災・感電・けがの原因になります。」と書き、手入れの際は「必ず電源プラグをコンセントから抜く、または分電盤のブレーカーを切る。」としている。電源につながる家電の内部を分解する手順は、この記事では書かない。

取扱説明書を AI に渡す前に

修理の手がかりを探すときに、取扱説明書を AI に読ませたくなることがある。この記事では、取扱説明書を AI にアップロードする手順は勧めない。取扱説明書のサイトには、メーカーごとに利用の条件があるからだ。日立の家電の取扱説明書のページは「本サイトに掲載されている取扱説明書の内容は非営利の目的でかつ個人的用途に利用する場合に限り、複製することができます。」と書く。三菱電機の車載用 DIATONE の取扱説明書のページ(家電ではない)は、許可なく内容の全部または一部を複製・改変・送信することはできないとし、自分の製品のために印刷することは認めている。条件は会社ごとに違い、この2社の例から「家電メーカーは一般に禁じている」とは言えない。

著作権の側では、文化庁の文化審議会著作権分科会法制度小委員会が「AI と著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日)をまとめている。取扱説明書を AI に渡す話に近いのは、37〜38 頁の「生成指示のための生成 AI への著作物の入力について」の節で、入力に伴う複製は第30条の4の適用が考えられるが、入力した著作物と類似する生成物を生成させる目的なら適用されないと考えられる、と整理している。21〜22 頁の RAG(生成 AI で対象のデータを検索し、その結果の要約などで回答を作る手法)の節は、その仕組みを作る側の話で、利用者が AI に入力する話とは分けて読む。この「考え方」自体は法的な拘束力を持たない(表紙と 3 頁)。

著作権法上の整理と、サイトの利用条件(契約)は別の話だ。どちらが優先するかの結論は、この記事では書かない。また日立は、取扱説明書の安全上の注意が「取扱説明書作成時点での法的基準や業界基準に拠った内容」だと書いている。AI に渡すかどうかにかかわらず、古い取扱説明書の注意は、作られた時点の基準で書かれていることを念頭に読みたい。

修理の手順サイトは、リンクにとどめる — iFixit

修理の手順を集めたサイトとして iFixit がある。この記事では、iFixit の文章・写真・手順を引用・要約・翻訳せず、リンクだけにしている。iFixit の規約(2026-04-08 更新、見出し「Right to Use iFixit Content」)は、AI の学習を含め、許可のない目的外の複製・配布を禁じている。コンテンツは CC BY-NC-SA 3.0 で提供されており、当サイトはアフィリエイトを含む収益サイトのため、非営利の条件(Section 4(c))と合わない。

部品を作って人に渡すとき — 製造物責任法

3Dプリントで作った部品を自分で使う話と、人に渡す話は分けて考える。製造物責任法の要点は 個人が物を売るときに必要な表示と責任 — 特定商取引法とPL法の最低ライン(2026-08-21 公開) で整理した。製造物は「製造又は加工された動産」で、製造業者には「業として」製造した者が含まれる。消費者庁の Q&A によると、「業として」は同種の行為を反復継続して行うことで、営利を目的とすることは要件ではない。

ほかに押さえておく点は2つある。製造物そのものだけに生じた損害は、この法律の対象外だ。請求できる期間は、損害と賠償義務者を知った時から3年(人の生命・身体を侵害した場合は5年)、または製造業者等が引き渡した時から10年である。ただし、身体に蓄積して健康を害する物質による損害や、潜伏期間の後に症状が出る損害では、10年をその損害が生じた時から数える特則がある。

修理する人と、部品を作って繰り返し人に渡す人は、立場が違う。消費者庁の Q&A は、設置・修理の際の不適切な取扱いで欠陥が生じた場合について、設置・修理業者は基本的には製造物責任を負う対象にならないと考えられるとしている。一方で、部品を作って繰り返し人に渡せば、「業として」製造した者に当たりうる。

英国・米国の読者へ

英国では、イングランドの住宅の電気設備の工事は建築規則の Part P の対象で、どの工事に届け出が要るかは Approved Document P が説明している。イギリス全体の制度ではなく、イングランドの制度である。米国の住宅の電気工事は州や自治体の規則に従い、必要な場合は資格のある電気工事士に頼む。米国の保証については、16 CFR 700.10 が、保証の対象外の修理や手入れで、保証する側が認めた(authorized)修理業者や交換部品だけを使うことを、原則として保証を続ける条件にしてはならないと定めている。ただし、無許可の部品や修理が原因の欠陥・損傷を保証の対象から外すことは妨げていない。

壁の中の配線に手を入れたくなったら、それは電気工事士の資格を取ってからの話になる。学科試験の対策から始めるなら、2027 年版の教科書が 12 月に出る。

この逆引きで言えないこと

この逆引きで言えないこと

逆引きの表は、元の記事の実験の範囲でしか言えない。ここで、言えないことをまとめておく。

  • 電力のデータは英国の家庭、2013〜2015 年のもの。REFIT の家の主な暖房はガスで、日本の家庭や電気で暖房する家の割合ではない。家電ごとの割合は House 1 など1軒ずつの値で、一般化しない
  • 修理の記録は、修理イベントに持ち込まれた家電の記録。ボランティアの修理イベントの記録で、世の中の故障全体の割合ではない。理由の件数は記録された分の下限である
  • AI の結果は各条件1回の実行。claude -p と手元の gemma4:12b の結果は、この実行ではそうだった、という記録で、モデルの一般的な能力の評価ではない
  • 手元の家電は測っておらず、部品は造形していない。スマートプラグの見え方は公開データを間引いた計算で、スライスの時間と材料は CLI の推定値だ
  • 3Dプリントの線は、この記事のために固定した規則。法令や安全規格の基準ではなく、候補に残った部品も作れると確かめたわけではない
  • 買い替えの計算の新しい側は米国の登録値。試験の手順が違い、k は仮定で、修理費と本体の差額は例の値である

まとめ — 家電の修理と節約は、見える範囲と触れてよい範囲を知ってから

まとめ — 家電の修理と節約は、見える範囲と触れてよい範囲を知ってから

家電の修理と節約を逆引きでまとめると、次のようになる。

  • 電気代が高い: まず測る。英国の House 1 の 2014〜15 年の冬では、家電ごとの計測器 9 台で見えたのは家全体の 26.2% だった。ログは1時間の表にするかコードで AI に読ませ、計測器は電力の取り出し方で選ぶ。英国の 20 軒(2013〜2015 年)のデータを 15 分ごとに抜き取ると、ケトルの使用の 89.2% が見えなかった
  • 電気を多く使う古い家電がある: 冷蔵庫の計算では、例の費用(£300・45,000 円)を 12 年以内に取り戻せたのは、もともと電気を多く使っていた House 3 で、新しい機種が登録値に近く動くと置いた k=1.0・1.2 の組だけだった。House 3 の k=1.5 と House 9 の k=1.0 は 39.3〜58.1 年かかる。AI の計算は式に戻して確かめる
  • 家電が動かない: まず直す側から。修理イベントの記録では、理由が記入された End of life の 28.7% が “Spare parts not available” だった。メモを AI に読ませると、理由を選んだ行でも正解は半分ほどだった。分解の前に保証と感電の注意を読む
  • 部品が割れた・なくなった: 部品が手に入るかを先に確かめる。修理イベントの記録から抜き出した 120 行のうち、部品が読めた 104 行で3Dプリントの候補に残ったのは 3 行だった。熱・食品・電気・強い力の部品は作らず、手元の小さなモデルには線引きを任せない

どの入り口から始めても、配線には触れず、家電を開ける前には保証と感電の注意を確かめる。そのうえで、見えている範囲と見えていない範囲を分けて数字を読むことが、家電の修理と節約を空回りさせない近道になる。

参照

ブラウザだけでできる本格的なAI画像生成【ConoHa AI Canvas】
ABOUT ME
swiftwand
swiftwand
AIを使って、毎日の生活をもっと快適にするアイデアや将来像を発信しています。 初心者にもわかりやすく、すぐに取り入れられる実践的な情報をお届けします。 Sharing ideas and visions for a better daily life with AI. Practical tips that anyone can start using right away.
記事URLをコピーしました