AWS 料金体系 完全攻略 — CLF-C02 Domain 4(Billing, Pricing, Support 12%)+ 模擬問題 30 問

AWS 料金体系 完全攻略 — CLF-C02 Domain 4(Billing, Pricing & Support 12%)+ 模擬問題 30 問
AWS 料金体系は CLF-C02 最小配点の 12% ドメインだが、ここを軽視すると合格点 700 / 1000 に届かない最後の落とし穴になる。4 つの課金モデル、AWS Organizations、4 つのコスト管理ツール、5 ティアのサポートプラン(2026 年に大幅再編中)、これらを 1 記事で固める。最後に 4 ドメイン全範囲の模擬問題 30 問を提示し、本番試験への最終仕上げとする。
AWS コアサービス 完全攻略 — CLF-C02 Domain 3(2026-05-28 公開) でサービスを、AWS 共有責任モデル 完全解説 — CLF-C02 Domain 2(2026-05-27 公開) でセキュリティを、AWS Cloud Practitioner CLF-C02 完全攻略 — Domain 1(2026-05-26 公開) で試験仕様と Cloud Concepts を押さえた前提で進める。
Domain 4 の全体像 — 12% でも軽視できない理由

CLF-C02 採点 50 問のうち、Domain 4 は約 6 問。最小配点ながら、料金の話は実務直結で出題内容が具体的だ。「Reserved Instance と Savings Plans の違い」「サポートプランの選択基準」「AWS Organizations の SCP」、こうした問題が並ぶ。
AWS 料金体系を理解する 4 軸は、(1) 課金モデル、(2) コスト管理ツール、(3) 組織管理(Organizations)、(4) サポートプラン、だ。それぞれが独立した知識領域で、合わせて Domain 4 の出題範囲を構成する。
合格戦略としては、配点最大の Domain 3 / Domain 2 で点を稼ぐのが王道だが、Domain 4 で 1 問でも落とすと余裕が無くなる。逆に Domain 4 は内容が体系化しやすく、暗記コストが低い。30〜60 分で詰め込めれば、CLF-C02 全体の合格率が上がる。
4 つの課金モデル(EC2 中心)

EC2 を中心とした課金モデルは、AWS 料金体系の基本となる 4 種類(+ Dedicated Hosts)に分類される。
| モデル | 割引 | 期間 | 適用シナリオ |
|---|---|---|---|
| On-Demand | なし(基準) | なし | 短期 / 不規則ワークロード、開発検証 |
| Reserved Instance (RI) | 最大 72% 割引 | 1 年 または 3 年 | 安定稼働のベースライン |
| Savings Plans | 最大 72% 割引 | 1 年 または 3 年 | 柔軟性を保ちつつ割引(Compute / EC2 Instance / SageMaker) |
| Spot Instances | 最大 90% 割引 | 中断あり(2 分前通知) | 耐障害性ワークロード、バッチ処理 |
| Dedicated Hosts | 物理ホスト指定 | 1 年 または 3 年 | コンプライアンス、BYOL ライセンス |
On-Demand はサーバ起動時刻から秒単位で課金され、長期コミット不要。「いつでも止められる」が最大のメリットで、検証や短期プロジェクトに最適だ。
Reserved Instance (RI) は 1 年または 3 年の契約で前払い・部分前払い・前払いなし(No Upfront)の 3 種類がある。前払い額が大きいほど割引率が高くなり、3 年全額前払いが最大 72% 割引。Standard RI と Convertible RI があり、Convertible は契約期間中にインスタンスタイプ変更が可能。
Savings Plans は Reserved Instance の進化形で、「インスタンスタイプ」ではなく「時間あたり $X の支出」をコミットする方式。Compute Savings Plans は EC2 / Fargate / Lambda に共通で適用でき、リージョン変更も可能。EC2 Instance Savings Plans は特定インスタンスファミリ + 特定リージョンに限定されるが割引率が高い。SageMaker Savings Plans は ML 用途専用。
Spot Instances は AWS の余剰容量を最大 90% 割引で利用するモデル。AWS が必要になれば 2 分前通知で強制終了されるため、耐障害性のあるワークロードに限定される。バッチ処理、CI/CD、機械学習の学習ジョブ、Web スクレイピングなどが定番用途。
Dedicated Hosts は物理サーバを丸ごと専有するモデルで、ソケット数 / コア数で課金される。Windows Server や Oracle、Microsoft のデータベース製品など、商用ソフトウェアの BYOL(Bring Your Own License)に必須で、コンプライアンス要件の厳しい業界で選ばれる。
実務的な使い分けは「ベースラインは Savings Plans でカバー、変動部分は On-Demand、耐障害性のあるバッチは Spot」が定石パターンだ。例えば 24/365 で 10 台 EC2 が必要なら、その 10 台分を Savings Plans でコミットし、ピーク時の追加 5 台は On-Demand、夜間バッチ処理用の 20 台は Spot、と使い分ける。これだけで全体コストを 30〜50% 削減できる。
AWS 料金体系の理解度は、こうした実務的な組み合わせを即答できるかで測られる。CLF-C02 では各課金モデルの個別概念を問われるが、SAA-C03 や Solutions Architect Professional ではコスト最適化の組み合わせ判断まで踏み込まれる。
AWS Free Tier の 3 タイプと 2025 年改定

AWS Free Tier は 2025 年 7 月 15 日に大幅再編された。新規アカウントと既存アカウントで構造が違うため、CLF-C02 受験者は両方を理解しておく必要がある。
2025-07-15 以降の新規アカウントは次の構造になる。サインアップ時に「Free Plan」と「Paid Plan」を選択する。Free Plan は最大 6 ヶ月または $200 クレジット枯渇まで(早い方)利用可能で、超過課金は発生しない(クレジット枯渇後はサービスが停止)。Paid Plan は $200 クレジット付き、通常の従量課金が始まる。両プランで 30 を超える Always Free サービス(月間無料枠)が利用可能だ。
2025-07-15 以前のアカウントは、レガシー Free Tier として 12 ヶ月の無料枠が残る。EC2 t2.micro / t3.micro 750 時間/月、RDS db.t3.micro 750 時間/月、EBS 30 GB、S3 5 GB、データ転送 100 GB/月、これらが代表的だ。
Always Free は両アカウントで共通で利用でき、Lambda 100 万リクエスト/月、DynamoDB 25 GB、CloudWatch 10 メトリクス、Amazon SES 62,000 メール/月など、月単位で恒久的に無料の枠を提供する。30 を超えるサービスが Always Free に含まれており、小規模なサーバーレスアプリケーションなら無料で完全運用も可能だ。
実務面では、新規アカウントの構造変更は学習者にとって厳しい変化だ。「6 ヶ月 $200 制限」では、長期的なハンズオン学習に向かない。CLF-C02 受験者は、新規アカウントで Free Plan を選びつつ、課金が発生しないよう IAM 権限を絞り、Budgets で $1 アラートを設定する、こうした自衛策が必須になる。
CLF-C02 では、新旧 Free Tier の違いの詳細までは問われないが、「3 タイプの無料枠(12 ヶ月レガシー / 6 ヶ月新規 / Always Free)が存在する」程度の理解は必要だ。
AWS Organizations と Consolidated Billing

AWS Organizations は複数の AWS アカウントを集中管理するサービスで、エンタープライズや大規模スタートアップで必須となる。
主要機能は次のとおりだ。
- Consolidated Billing(一括請求): 複数アカウントの利用料金を 1 つの管理アカウントに集約。ボリュームディスカウントが組織全体で適用される
- Service Control Policies (SCP): アカウント / OU レベルで利用可能なサービスや操作を制限する権限ガードレール
- Organizational Units (OU): アカウントを階層的にグループ化し、ポリシーを継承
- All Features モード: SCP を含む全機能を有効化(推奨)
- AWS Control Tower との統合: Landing Zone を自動構築
Consolidated Billing の最大のメリットは、複数アカウントの S3 利用量や Reserved Instance を組織全体で合算できる点だ。アカウント A で 100 TB、B で 200 TB、C で 250 TB の S3 を使う場合、合計 550 TB として高ボリューム料金階層に到達できる。これは個別アカウントで運用するより明確に安い。同様に、ある部署で買った Reserved Instance を別部署で使うこともでき、組織全体のリソース最適化が進む。
組織を分けるべきユースケースは、本番 / ステージング / 開発の環境分離、事業部ごとのコスト計上、コンプライアンス要件の分離、こうした 3 つが典型だ。AWS Organizations の Master Account を 1 つ作り、その下に Member Account を OU で階層化する設計が標準パターンになる。
SCP は IAM ポリシーとは別レイヤーの「最大権限の上限」を定義するツールで、「子アカウントでは US リージョン以外を使わせない」「特定のサービスを完全に禁止する」、こうした統制を実現する。SAA-C03 や Security Specialty で深掘りされる。
4 つのコスト管理ツール

AWS 料金体系を運用面で支える主要ツールは 4 つだ。
| ツール | 用途 |
|---|---|
| AWS Cost Explorer | 過去 13 ヶ月分のコスト可視化、12 ヶ月先までの予測 |
| AWS Budgets | 予算アラート(コスト / 使用量 / RI 利用率) |
| AWS Cost and Usage Report (CUR) | 詳細な料金データを S3 に出力(時間単位 / リソース単位) |
| AWS Pricing Calculator | デプロイ前の料金試算 |
Cost Explorer はコンソールで時系列グラフ、サービス別 / リージョン別 / タグ別の内訳を可視化できる無料ツール。「先月のコストが急増した原因は何か」を 5 分以内で特定できる。
AWS Budgets は予算超過時に SNS / Email でアラートを送る。「月 $1,000 を超えたら通知」「予測値が予算を超えそうなら警告」、こうした事前防衛が可能だ。1 アカウントあたり 2 つの予算は無料、3 つ目以降は $0.02/予算/日。
AWS Cost and Usage Report (CUR) は最詳細なコストデータを S3 に CSV / Parquet で出力する。Athena でクエリしたり、QuickSight で可視化したり、自前で分析パイプラインを組む際に必須となる。
AWS Pricing Calculator は無料のオンラインツールで、デプロイ前に EC2 / S3 / RDS の月額試算ができる。アーキテクチャ図を作りながらコストを見積もる用途に向く。
サポートプラン(2026-2027 大幅再編)

AWS サポートプランは 2026 年から大幅に再編中だ。CLF-C02 試験は依然として旧 5 ティア構造を出題する可能性が高いが、実務では新 3 ティア構造を理解しておく必要がある。
旧 5 ティア(2027-01-01 廃止予定)
| プラン | 価格 | 緊急応答 | 主要特典 |
|---|---|---|---|
| Basic | $0 | – | アカウント・請求問い合わせ、Personal Health Dashboard |
| Developer | $29/月 または 月コスト 3% | 営業時間 12 時間 | Cloud Support Associate にメール問い合わせ |
| Business | $100/月 または 段階課金 | 1 時間 | 24/365 技術サポート、Trusted Advisor 全チェック |
| Enterprise On-Ramp | $5,500/月 または 段階課金 | 30 分 | TAM プール、Concierge |
| Enterprise | $15,000/月 または 段階課金 | 15 分 | 専属 TAM、Security Incident Response 無償 |
新 3 ティア(2026 年から段階移行)
| プラン | 価格 | 緊急応答 | 主要特典 |
|---|---|---|---|
| Basic | $0 | – | 旧と同じ |
| Business Support+ | $29/月から | 30 分 | 24/365 サポート、Trusted Advisor 全チェック、AWS Q Developer Pro 含む |
| Enterprise Support | $5,000/月から | 15 分 | 専属 TAM、Security Incident Response 無償、Concierge |
Developer Support、旧 Business Support、Enterprise On-Ramp は 2027-01-01 で廃止予定。既存契約は段階的に新プランへ移行される。新 Business Support+ は旧 Business より大幅に安く、$29/月から始められる(最低契約金額あり)。最大の変更点は「AWS Q Developer Pro」のような AI 機能が新プランに統合された点で、エキスパート問い合わせと AI 支援を組み合わせたサポート体験が前面に押し出されている。
サポートプラン選択の実務的な判断軸はこうだ。個人開発やスタートアップで本番稼働なしなら Basic で十分。本番稼働が始まれば Business Support+ が事実上の最低ライン、というのが現実だ。エンタープライズ規模(年間 AWS 支出 $1M 超)であれば Enterprise Support に投資する価値があり、専属 TAM が組織のクラウド戦略に伴走する。
CLF-C02 では「専属 TAM が付くプランはどれか」「24/365 技術サポートが含まれるプランは何か」「Trusted Advisor の全チェックを使えるのはどれか」のような出題が想定される。即答できる対応関係を覚えておく。
AWS Marketplace と Partner Network

最後に Domain 4 で出題されるその他のサービスを整理しておく。
AWS Marketplace は 50,000+ のサードパーティソフトウェアを購入・即時デプロイできるマーケットプレイスだ。EC2 AMI、SaaS、コンテナイメージ、ML モデル、これらをワンクリックで AWS アカウントに導入できる。料金は AWS 請求書に統合される(Consolidated Billing 対象)。
AWS Partner Network (APN) は AWS パートナー認定プログラムで、Consulting Partner(導入支援)、Technology Partner(ソフトウェアベンダー)、Solution Provider(販売代理店)の 3 系統がある。AWS 認定資格を一定数保有することがパートナー昇格の条件で、CLF-C02 はその最初のステップになる。APN のティアはセレクト・アドバンスト・プレミアの 3 階層で、上位ティアほど高額案件への参入権や AWS 共同マーケティング機会が増える。
CLF-C02 全範囲 模擬問題 30 問

Domain 1 から Domain 4 までの全範囲を、本番形式の 30 問で確認する。4 ドメインの配点比率に従い、D1: 7 問、D2: 9 問、D3: 10 問、D4: 4 問の構成だ。
Q1 (D1). AWS の 6 つのメリットに含まれないものは。
A. Trade Capital Expense for Variable Expense
B. Eliminate Compliance Audits
C. Go Global in Minutes
D. Stop Guessing Capacity
正解: B
Q2 (D1). Well-Architected Framework の 6 つの柱に含まれるものを 2 つ選べ。
A. Sustainability
B. Scalability
C. Cost Optimization
D. Innovation
正解: A, C
Q3 (D1). クラウド移行戦略 6R で「最小変更で EC2 に移す」のはどれか。
A. Refactor
B. Replatform
C. Rehost
D. Retire
正解: C
Q4 (D1). AWS Cloud Adoption Framework の 6 つの Perspective に含まれるものを 2 つ選べ。
A. Business
B. Marketing
C. Operations
D. Finance
正解: A, C
Q5 (D1). AWS Well-Architected の Sustainability の柱が追加されたのはいつか。
A. 2018 年
B. 2020 年
C. 2021 年 12 月
D. 2023 年
正解: C
Q6 (D1). クラウド経済学において、CapEx から OpEx への移行が意味することは。
A. 設備投資が減り、運用費用に振り替わる
B. 全費用が増える
C. 5 年契約が必須になる
D. リース契約が義務化される
正解: A
Q7 (D1). NIST 800-145 のクラウドコンピューティングの 5 特性に含まれないものは。
A. On-Demand Self-Service
B. Broad Network Access
C. Unlimited Storage
D. Measured Service
正解: C
Q8 (D2). 共有責任モデルで AWS の責任はどれか。
A. EC2 のゲスト OS パッチ
B. データセンターの物理セキュリティ
C. アプリケーションコード
D. IAM ロール設定
正解: B
Q9 (D2). IAM のベストプラクティスとして推奨される原則は。
A. AdministratorAccess を全員に付与する
B. 最小権限の原則(Least Privilege)
C. ルートユーザーで日常業務を行う
D. MFA は管理者のみ有効化
正解: B
Q10 (D2). AWS Shield Standard の料金はいくらか。
A. $0(全顧客に自動適用)
B. $3,000/月
C. $100/月
D. リクエスト数に応じた従量課金
正解: A
Q11 (D2). S3 内の機微データを自動検出するサービスはどれか。
A. GuardDuty
B. Macie
C. Inspector
D. Detective
正解: B
Q12 (D2). コンプライアンスレポートを顧客が入手するサービスはどれか。
A. CloudTrail
B. Artifact
C. Trusted Advisor
D. Config
正解: B
Q13 (D2). Security Group の特徴として正しいものは。
A. ステートレス
B. ステートフル(戻りトラフィック自動許可)
C. 拒否ルールを書ける
D. サブネット単位で動作する
正解: B
Q14 (D2). Lambda 関数の顧客責任範囲は。
A. 物理サーバの保守
B. 関数コード、IAM ロール、環境変数管理
C. 仮想化レイヤー
D. ホスト OS パッチ
正解: B
Q15 (D2). 共有コントロールに含まれる項目はどれか。
A. 物理セキュリティ
B. パッチ管理
C. ハードウェア交換
D. ネットワークケーブル配線
正解: B
Q16 (D2). MFA の主要な目的は何か。
A. パスワード自動生成
B. 多要素認証によるアカウント乗っ取り防止
C. データ暗号化
D. DDoS 防御
正解: B
Q17 (D3). サーバーレスで API を構築する典型構成は。
A. EC2 + ELB + RDS
B. API Gateway + Lambda + DynamoDB
C. ECS + EFS + Aurora
D. Beanstalk + EBS + Redshift
正解: B
Q18 (D3). S3 で最も低コストの長期保管クラスは。
A. S3 Standard
B. S3 Standard-IA
C. S3 Glacier Instant Retrieval
D. S3 Glacier Deep Archive
正解: D
Q19 (D3). Aurora の特徴として正しいものは。
A. キーバリュー型データベース
B. MySQL や PostgreSQL に互換、6 コピー × 3 AZ 自動レプリケーション
C. オンプレ専用
D. 最大 1 GB しか保存できない
正解: B
Q20 (D3). グローバルな動画配信に最適な構成は。
A. EC2 + EBS
B. S3 + CloudFront + Route 53
C. Lambda + DynamoDB
D. ECS + Fargate
正解: B
Q21 (D3). Bedrock で利用可能な基盤モデル提供企業に含まれないものは。
A. Anthropic
B. Meta
C. Cohere
D. OpenAI
正解: D
Q22 (D3). Multi-AZ で高可用性を実現できないものは。
A. RDS
B. Aurora
C. EC2 単独インスタンス
D. ELB 配下の Auto Scaling グループ
正解: C
Q23 (D3). インフラを宣言的に YAML / JSON で記述するサービスは。
A. CloudFormation
B. CodePipeline
C. CloudWatch
D. Systems Manager
正解: A
Q24 (D3). SQS と SNS の違いとして正しいものは。
A. SQS はプル型キュー、SNS は Pub/Sub
B. SQS は SMS 専用、SNS はメール専用
C. SQS と SNS は同じサービス
D. SQS は同期処理、SNS は非同期処理
正解: A
Q25 (D3). S3 のオブジェクト耐久性は。
A. 99%
B. 99.99%
C. 99.999999999%(イレブンナイン)
D. 100%
正解: C
Q26 (D3). グローバルサービスはどれか。
A. EC2
B. S3(バケット)
C. IAM
D. RDS
正解: C
Q27 (D4). Reserved Instance の最大割引率は。
A. 30%
B. 50%
C. 72%
D. 90%
正解: C
Q28 (D4). Spot Instance の中断通知時間は。
A. 30 秒前
B. 2 分前
C. 10 分前
D. 通知なし
正解: B
Q29 (D4). 専属 TAM が付くサポートプランはどれか。
A. Basic
B. Developer
C. Business Support+
D. Enterprise Support
正解: D
Q30 (D4). AWS Organizations の Service Control Policy (SCP) の役割は。
A. メンバーアカウントの最大権限上限を定義
B. IAM ユーザーのパスワードを管理
C. EC2 のスケジューリング
D. S3 バケットの暗号化を強制
正解: A
模擬問題 30 問中 21 問以上(70%)正解できれば、本番でも 700 / 1000 を超える可能性が高い。15 問以下なら、間違えたドメインを再復習する。
受験前 最終チェックリスト

CLF-C02 受験 1 週間前に確認すべき最終チェックリスト。
- [ ] AWS の 6 つのメリットを暗唱できる
- [ ] Well-Architected の 6 柱(Sustainability 含む)を答えられる
- [ ] CAF の 6 Perspective を答えられる
- [ ] 共有責任モデルで AWS と顧客の責任境界をサービス別に説明できる
- [ ] IAM の 4 コンポーネント(Users / Groups / Roles / Policies)を区別できる
- [ ] Shield / WAF / GuardDuty / Inspector / Macie の役割を区別できる
- [ ] S3 の 8 ストレージクラスを覚えている
- [ ] EC2 の 5 インスタンスファミリを覚えている
- [ ] Lambda / Fargate / ECS / EKS の使い分けを説明できる
- [ ] RDS / Aurora / DynamoDB の使い分けを説明できる
- [ ] VPC / Route 53 / CloudFront の役割を区別できる
- [ ] 4 つの課金モデル(On-Demand / RI / Savings Plans / Spot)を説明できる
- [ ] AWS Organizations / SCP / Consolidated Billing を理解している
- [ ] Cost Explorer / Budgets / CUR / Pricing Calculator の役割を区別できる
- [ ] サポートプランの主要違いを説明できる
このリストの 13 項目以上をクリアできれば、本番合格の確率は十分に高い。AWS 料金体系を含む 4 ドメインを通して、CLF-C02 の出題範囲を完全に網羅できた。
模擬問題 30 問 解説のポイント

模擬問題 30 問の解説
模擬問題で間違えた問題は、該当ドメインの該当セクションに戻って再確認する。よく間違う問題と落とし穴を整理しておく。
Domain 1 でよく間違うパターン: 「6 つのメリット」の選択肢に「コンプライアンス監査が不要になる」「無制限のストレージ」のような偽の選択肢が混ざる。AWS 料金体系で重要な「CapEx → OpEx」の変換と、Well-Architected 6 柱の Sustainability 追加(2021-12)も頻出ポイントだ。
Domain 2 でよく間違うパターン: 共有責任モデルの「サービスタイプ別境界」を誤ると複数問落とす。S3 暗号化は顧客が「有効化を選ぶ」、Lambda は「コード以外すべて AWS」、EC2 は「ホスト OS は AWS、ゲスト OS は顧客」、この区別を即答できないと厳しい。
Domain 3 でよく間違うパターン: サービス選択シナリオで複数の正解候補がある時、最もコスト効率の良い構成や、最もマネージドな構成を選ぶのが王道。「グローバル動画配信」なら CloudFront 必須、「サーバーレス API」なら API Gateway + Lambda 必須、こうした定石を覚えておく。
Domain 4 でよく間違うパターン: サポートプランの「専属 TAM」「24/365 サポート」「Trusted Advisor 全チェック」がどのティアから利用可能かを正確に覚える。Spot Instance の中断通知時間(2 分)も鉄板出題ポイント。
受験前日と当日の最終調整

CLF-C02 受験前日は、新しいドメインの詰め込みより、模擬問題の復習と過去の間違いの再確認に集中する。睡眠を十分に取り、本番試験当日は試験開始の 30 分前にはオンライン監督ソフトを起動するか、テストセンターに到着しておく。
本番では、最初の 30 分で簡単な問題を高速処理し、難しい問題はフラグを立てて先送りする。最後の 10 分は見直し専用で確保する。Domain 4 から先に解いて時間貯金を作るのも 1 つの戦略だが、配点最大の Domain 3 を後回しにすると時間切れリスクがあるため注意が必要だ。
合格すれば翌日には Credly バッジが届く。LinkedIn プロフィールに追加し、転職市場での自己 PR に直結する。CLF-C02 は AI 業界のクラウド標準教養として、エンジニアの最低限の信頼担保になる。
まとめ — CLF-C02 から SAA-C03 へ

AWS 料金体系の 4 つの課金モデル、Free Tier の 3 タイプ、AWS Organizations、4 つのコスト管理ツール、サポートプランの新旧構造、ここまでが Domain 4 の核となる。模擬問題 30 問で全範囲を確認し、最終チェックリストで穴を埋めれば、CLF-C02 合格に必要な準備は完了する。
CLF-C02 を取得した後は、次の Associate レベル認定が待っている。最も人気が高く、AI エンジニアに直結するのは AWS Solutions Architect Associate (SAA-C03) だ。設計シナリオ問題が中心の中級認定で、CLF-C02 で覚えたサービスを「どう組み合わせるか」が問われる。次の記事で SAA-C03 の試験範囲と学習ロードマップを深掘りする。
参照
- AWS EC2 Pricing
- AWS Free Tier FAQs
- AWS Organizations
- AWS Cost Explorer
- AWS Budgets
- AWS Pricing Calculator
- AWS Support Plans
- AWS New Support Plans 2026
- AWS Marketplace
- AWS Partner Network
- AWS コアサービス 完全攻略 — CLF-C02 Domain 3(2026-05-28 公開)
- AWS 共有責任モデル 完全解説 — CLF-C02 Domain 2(2026-05-27 公開)
- AWS Cloud Practitioner CLF-C02 完全攻略 — Domain 1(2026-05-26 公開)





